Cafe HOUKOKU-DOH

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人事屋修行記

人事屋修行記(第33話)

ローカルルール 人事情報システム更新のプロジェクトは、毎週水曜日のミーティングを中心に進んでいました。自分たちがやりたいことを出しつくし、システムに必要な機能を整理していくと、次にシステムで実現したい処理を、現状の業務の流れをベースに検討し…

人事屋修行記(第32話)

専門知識 人事情報システム更新のプロジェクトは、毎週水曜日に定例のミーティングを宮城の研修厚生センター2階の研修室で行っていました。店主と本社の先輩は川崎と本社から参加ですから、水曜日は朝7時過ぎの新幹線で移動します。9時過ぎに白石蔵王の駅…

人事屋修行記(第31話)

プロジェクト 店主が入社以来使っていた給与計算のシステムは、当時で導入してから25年くらい経ったもので、情報システムの担当者が専用のコマンドを駆使してオペレーションをする代物で、非常に使い勝手が悪いものでした。 さらにそれとは別に人事情報シス…

人事屋修行記(第30話)

面接 配属直後の工場人事での担当業務のひとつに面接がありました。新入社員に面接!って思うかも知れませんが、そこらへんが当時の会社のおおらかなところでもあり、任せて育てる雰囲気の職場でもありました。 実は面接のお相手は、契約社員。当時はバブル…

人事屋修行記(第29話)

現金支給 いまクライアントさんの1社では、クラウド型人事系システム更新のための準備を進めています。店主も何度か話を聴かせてもらいましたが、あらためて隔世の感がしています。 店主が給与計算の担当になった入社当時は、全社で従業員約2千人。神奈川…

人事屋修行記(第28話)

書類の見える化 店主が新卒で入社した会社は、退社時に机の上を片付けてきれいにして帰るルールになっています。(一部守られていない部門もありましたが…)新卒でその会社に入社したのであたり前になっていますが、他の会社から見るとずいぶん奇異に写るよ…

人事屋修行記(第27話)

人事の目的 人事に配属になって半年か一年くらいたったころ、ひとつのことに悩んでいました。仕事をしながら、いろいろな場面場面でさまざまな判断をしていくわけですが、よかれと思って判断したことがことごとく、上司の係長と食い違っているのでした。 当…

人事屋修行記(第26話)

OAカルク 店主が入社した当時は、パソコンなどはまだ使い勝手が悪く、アプリも出ておらず、マニアが自分でプログラムを組んで使う超玄人向けのものでした。 当然、日常の仕事はすべて手作業が基本です。社内向けの文書はもちろん、表計算も基本手で表を書い…

人事屋修行記(第25話)

飲み会つながり 川崎工場で事がいたフロアは、数棟ある建物のうち、敷地の真ん中に建っているビルの3階にありました。このビルは、1階が工機の試作現場、2階が電装課という燃料ポンプのモーターのコイルを作る巻線機などが入るラインの現場、4階が開発の…

人事屋修行記(第24話)

以前の資料 配属されて1年くらいが経ち、ようやく日々の担当する業務にも慣れてくると、だんだん周りが見えてきます。その頃になると、自分の担当しているルーティン業務だけだとマンネリ感が出てきて、つまらなくなるので何か自分なりにやり方を工夫して変…

人事屋修行記(第23話)

独身寮 総務の仕事は範囲が広いわけですが、その中に独身寮の準備もありました。今ドキのように社宅や独身寮物件を外注一括管理などしていませんので、新たに必要となるたびに不動産屋から物件を紹介され、現地で確認して契約をしていました。 当時の会社は…

人事屋修行記(第22話)

弔辞手伝い 店主の配属された部門は、正式名称を「管理本部総務部本社総務課川崎総務グループ」といいました。本社総務課は新宿の本社と川崎工場にまたがった組織で、本社に本社総務グループと人事労務グループがあり、川崎工場に川崎総務グループがありまし…

人事屋修行記(第21話)

仲間との出会いの大切さ 川崎工場の人事に配属になって2ヶ月くらい経った頃、隣の経理の先輩から声をかけられました。「今度情シの若手と飲みに行くんだけど、よかったらどう?」店主はご承知のようにお酒が好きですが、当時は、職場の上司、先輩は一切飲ま…

人事屋修行記(第20話)

初年末調整 勤怠管理や給与計算という日常のルーティンがなんとなく様になってきた頃、人事の一大イベントである年末調整がやってきました。10月頃に上司の係長から、「11月に年末調整をしなければいけないので、赤坂さんまずは研修会に行って勉強してきて」…

人事屋修行記(第19話)

現場感覚 勤怠の処理を担当していると、届出の内容だけでは中身がきちんと確認できないことがしばしば出てきます。出張や外出の申請が出ているのに、タイムカードの打刻があったり、同じ日に有休と出張の申請が重なって出ていたりと、書類だけを見ていたので…

人事屋修行記(第18話)

自分マニュアルを作る 新人のうちは、すべての仕事がはじめてのものばかりです。当然、最初に説明はされますが、その量たるや大変なものであり、全部を記憶できるはずもありません。普通は説明を聞きながらメモをとって行きます。しかし、教えてくれる先輩社…

人事屋修行記(第17話)

チェックの大切さ 毎日のルーティンとして勤怠の処理から覚えた店主は、次に給与計算の業務を担当しました。当時の給与計算は川崎の工場と宮城の工場の2ヶ所で担当者が各々1人ずついて、共通のシステムに別々にデータをインプットし、システムの担当者にプ…

人事屋修行記(第16話)

仕事の流れを整える 最初に覚えた毎日のルーチンは、勤怠の日時処理でした。91年当時、既にタイムレコーダーは既に磁気カード(今のICチップ入りの前のタイプで、ネームプレート兼用は変わりません)が導入されていました。 毎朝出勤すると、システムの…

人事屋修行記(第15話)

メモ 現場応援も1ヶ月ほどで終わり、本格的に人事の仕事をこなしていくようになりました。店主の最初の担当業務は、勤怠の日時処理、エラーチェック、それからパートさんの面接、派遣社員、パートさんの受入説明、高卒採用の学校訪問と1年目の新入社員から…

人事屋修行記(第14話)

初仕事 間接応援は、日中のみで17時半には解放されます。応援初日、ようやく終わったと思いながら、一応、配属先の上司や先輩のみなさんに一言あいさつしてから帰るべきだろうと、職場へ向かいました。みなさん忙しそうに仕事をしていました。 「終わりまし…

人事屋修行記(第13話)

現場応援 正式に配属されたわけですが、すぐに現場応援に行くことになりました。当時はちょうどバブルの絶頂期でカワサキやヤマハの大型オートバイが飛ぶように売れていた時代でした。川崎工場は、ホンダ以外の国内全メーカーをお客さんにもっていましたから…

人事屋修行記(第12話)

正式配属 店主が配属になったのは、総務部本社総務課川崎総務グループでした。グループリーダー(係長)はSさんという40代前半くらいの七三わけのおじさんでした。その他にOさん、Mさんというベテラン女性2人とAさんという8つ上の先輩の4人、店主が5…

人事屋修行記(第11話)

入寮前夜 6月の最終週が終わり、週末にかけて川崎工場配属組は引越しです。店主の大卒同期は20名ほどでしたがが、ちょうど半分ほどが川崎、本社配属となり、従業員比率からいうと川崎組が多い年でした。 土曜日の朝からトラックに荷物を積込み、搬出終了…

人事屋修行記(第10話)

配属先発表 実習も後半に入り、そろそろ正式配属が待ち遠しくなってきました。店主は真面目に就職活動をやっていませんので、会社に入ってやりたいことなど考えてもいませんでした。ただ、面接のときに調査票に希望職種を書かなければならず、消去法で総務・…

人事屋修行記(第9話)

歓迎会 現場実習は一日中立ちっぱなしなので、一週間目は作業中も寮に帰ってからも足が痛くてたまりません。でも人間の慣れというものは大したもので、一週間を過ぎたあたりから、一日中立っているのがなんともなくなってくるのです。 それと同じように、あ…

人事屋修行記(第8話)

現場実習 入社時の集合研修も終わり、全員現場実習のスタートです。入社した会社は製造業ですので作って売ってナンボの商売です。やはり会社運営の基本は生産現場にあり、そこを知らないといい仕事ができないという考え方に基づき、以前から新卒者は現場実習…

人事屋修行記(第7話)

入社時研修 店主が大学を卒業して会社に入ったのは1991年、いわゆるバブル景気のときで、多少陰りは見えていたものの、依然世の中は景気のいい話でもちきりでした。 1997年にホンダ系部品メーカー3社が合併してケーヒンという会社になるのですが、店主が入…

人事屋修行記(第6話)

作業服 内定式が終わってから、会社からの連絡はほとんどありません。12月頃にビジネスマナーの通信教育が送られてきたのと、社内報への自己紹介に載せる原稿を送るようにとの2回だけでした。 自己紹介の原稿は、そんなに気にもとめずさっさと書いて送りま…

人事屋修行記(第5話)

内定式 最終面接からしばらくして採用担当の方から電話をいただき、内々定を伝えられました。その頃、ボクは受かってもいないのに、面接をしてくれた担当の二人がとても気に入ってしまい、仕事をするのであればこの会社であの人たちと一緒に仕事がしたいと思…

人事屋修行記(第4話)

二次面接 一次面接が終わり、ボクは不安な日々を過ごしていました。緊張はしていたものの、言いたいことは一応言え、卒論の話題も内容はさておき、何とか切り抜けることができました。 しかし、あんな内容で果たして通過できるのか?と自分に問いかけてみる…