Cafe HOUKOKU-DOH

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人事屋修行記

人事屋修行記(第194話)

体調不良 2020年のGW明けしばらく経った頃、店主はどうも調子が上がらない感じが続いていた。そして、とうとうある日の朝、仕事を家でスタートさせることができなくなってしまった。 当時は、事業を切り出してジョイントベンチャーを立ち上げるプロジェクト…

人事屋修行記(第193話)

フルリモート 2020年、コロナが深刻化し始めた頃、店主の職場も完全リモートに移行した。まず大きく変わったのは、紙ベースの仕事がすべて電子ファイルに置き換わったことだ。これにより、仕事のほとんどがテキストデータでやり取りされるようになった。 会…

人事屋修行記(第192話)

戦略人事 vs オペレーション人事 グローバル人事推進室を立ち上げて約1年。担当する範囲はかなり広くなっていった。グローバル人事とは言いながら、社長以下役員のサクセッションプランス、さらにそれに続く次世代人材のサクセッション、取締役会の活性化や…

人事屋修行記(第191話)

2020年 2020年は店主にとってターニングポイントとなる年であった。前年度末に中国で謎のウイルスが出現したとの報道は聞いていたが、それがまさかあのような大きく深刻な事態になるなどということは、その時点では世界中の誰も予想していない、そういった時…

人事屋修行記(第190話)

BLP研修 人事制度を見直した後に残った人事領域における最大の課題は、次世代経営人材の育成であった。社長サクセッションは交代直後に社長から一番にお願いされていたが、それを考える上でも、10年後の社長候補育成とあわせ、マネジメント層のレベルアップ…

人事屋修行記(第189話)

事業切出し 前職の化学メーカーは大手電機メーカーの子会社同士が合併などを繰り返していた。その結果製品や要素技術でシナジーを生むどころか逆にリソースが分散してしまうという課題感を持ち続けていた。 その中でも本業のケミカルではないデバイス領域の…

人事屋修行記(第188話)

人事制度見直し 化学メーカーに転職して、人事制度の見直しを最初のミッションとしてすすめてきたことはすでに書いた。2016年9月に転職し、その年の12月に見直し計画を経営会議で承認してもらい、スケジュールの遅延はあったものの、約1年後の2018年4月に…

人事屋修行記(第187話)

本社転勤 2019年4月の組織変更では、人事領域のグローバル化を加速するために、GHR推進室というあらたな組織を立ち上げ、ビジネスをグローバルに人や組織の面から支援するミッションを遂行することになった。 メンバーは、海外人事担当と人材開発の課長をや…

人事屋修行記(第186話)

社長交代 入社3年目のまもなく春を迎えるという頃、いつものように本社に出張していると、なにか違う雰囲気を感じた。 社長室を中心に、IRや経理、総務などコーポレート部門を中心になんとなくざわついているのであった。 その理由はすぐにわかった。社長が…

人事屋修行記(第185話)

自社健保 転職した化学メーカーは自社健保を持っていた。この規模でさらに親会社からスピンアウトしたタイミングで自社健保に切り替えたことに当時はとてもおどろいた。 健保は政府管掌(いわゆる協会けんぽ)と組合管掌健保に大別される。 昔は福利厚生施策…

人事屋修行記(第184話)

海外出張 2018年もあとわずかという秋も深まった時期、海外人事の担当者あてに中国の生産子会社から、人事制度を見直したいので相談に乗ってほしいとの連絡を受けた。 困惑している人事担当者に対して、まずはどんなことを考えているのか、話を聴くためのWeb…

人事屋修行記(第183話)

ヘッドハンター 転職した化学メーカーでは、部長以上クラスのキャリア採用を積極的に行っていた。製品開発や製造といった機能では、競争力のある人材はいたのだが、大手メーカーの子会社からスピンアウトして上場したので、本社機能を担える人材がそもそもい…

人事屋修行記(第182話)

指名報酬委員会 転職先の化学メーカーは、大手電機メーカーからスピンアウトした会社の生い立ちもあり、再上場後はガバナンスにかなり力を入れていた。 取締役会も社内3名、社外4名で構成されており、社外取も独立性の高い専門家を招聘していて、よくある…

人事屋修行記(第181話)

海外人事 ふたつめの会社にも海外拠点があり、駐在員を派遣していた。グローバル展開がすすんでいた自動車業界とは規模感はくらべものにならないが、それでも北米、中国、欧州そして東南アジアに進出していた。 駐在員は20名程度であった。大規模な生産拠点…

人事屋修行記(第180話)

大卒製造職 同じメーカーでも作っているモノが違うと、製造要員に対する考え方も違うということを転職して強く感じさせられた。 自動車部品メーカーでは、生産効率や品質保証の観点から徹底的に製造ラインが造りこまれていて、作業者は非正規雇用が基本だっ…

人事屋修行記(第179話)

資格取得 転職して2年目、会社にも仕事にも慣れてきたころ、産業カウンセラーの資格取得講座に通うことにした。前年に「メンタルヘルス研修講師認定講座」を受講し、資格を取得してみて、きちんと学んでみることの面白さを感じたためだ。 講座は仕事に支障…

人事屋修行記(第178話)

WLB 転職して数カ月であたらしい工場に引っ越し、それまで鹿沼インター周辺の3つの工場に分散していた研究開発部門と本社機能を一か所に集約した。 工場の建屋はソニーの生産子会社の居抜きで、ワンフロアに役員の個室から本社機能までが入居しても、かなり…

人事屋修行記(第177話)

ジョブファミリー 店主が人事戦略部長になっての最初のミッションは、2年前に導入されたあたらしい人事制度のファインチューニングであった。社内向けにはファインチューニング、つまり入れた制度を微調整して社内へのフィット感を高めると説明していたが、…

人事屋修行記(第176話)

課長退職 その報告は突然なものだった。「転職するので退職します」人材開発課の課長がなんの悪びれた様子もなく意思表示をしてきたのは、GW明けのことであった。 あらためて思い返してみるとその兆候はあった。店主が担当部長から人事戦略部長に昇進するタ…

人事屋修行記(第175話)

予実管理 店主の担当する人事戦略部は人事企画と人材開発の2つの課レベル組織から構成されていた。メンバーは営業から移動してきた1人を除き、課長含め全員が中途採用である。 一緒に仕事をしはじめると、違和感を感じるようになるのに時間はかからなかっ…

人事屋修行記(第174話)

世間のせまさ 転職翌年の1月末、鹿沼市にあった工場から下野市に居抜きで買った工場に移転した。開発機能と本社機能の一部が製造部門の一部とともに引っ越したのだ。 現在この工場は本店登記もして名実ともに本社になっている。そういう将来展望も見据えて…

人事屋修行記(第173話)

担当部長 組織運営のやり方は会社によってさまざまである。あたらしい会社も格付け制度は能力に機軸を置いた制度であった。給与はポストではなく能力に応じた等級によって決まっていた。これは、転職する前の自動車部品メーカーと同じであった。 能力主義で…

人事屋修行記(第172話)

最初の仕事 はじめての転職経験は比較的スムーズにスタートした。人事部長候補として採用されたものの、試用期間の3ケ月はタイトルなしの部下なし管理職として、まずは会社に慣れてほしいとの配慮をいただいたためだ。 仕事を一緒にするのは、人事部の中で…

人事屋修行記(第171話)

入社 入社日に指定された9月1日。工場のある鹿沼市は宇都宮から逆方向ですが、朝の通勤時間帯の込み具合がまったくわからないため、8時の始業開始時刻にも関わらす、6時半すぎに家を出ました。社宅から工場までは、10キロちょっとでしたが、いたってスム…

人事屋修行記(第170話)

社宅探し 面接は結局3回ほど行われ、無事内定をいただきました。内定の連絡を再就職支援会社経由でいただいてからほどなく、会社から入社手続きに関するさまざまな書類が送られてきました。入社に際して真っ先にやらなければならないのは、家探しです。 大…

人事屋修行記(第169話)

勤務地 2回目の面接は、栃木県の工場でした。宇都宮駅からタクシーで20分ほどで到着した工場は、切削油のにおいがする自動車部品の工場とは違い、とてもきれいで整然とした感じが印象的でした。 2度目の面接では、具体的な仕事の内容などの説明もあり、話…

人事屋修行記(第168話)

面接 D社の一次面接は、大崎の本社で行われました。ビル3階のカフェで時間調整をして受付に向かいます。無人の受付電話が印象的で、やはり電子部品業界は進んでいるなとひとりで感心してしまいました。 電話を掛けるとほどなく受付担当の岡田さんが案内して…

人事屋修行記(第167話)

就職活動 3週間の幕末維新の旅から戻り、ようやくそろそろまじめに就職活動をしなければという気分になってきました。さっそく再就職支援会社のカウンセラーと面談すると、4月に声を掛けていてくれた当社がまだ空きがあって面接したいと待っていてくれた様…

人事屋修行記(第166話)

幕末維新の旅 5月連休が明け、2回目のハローワークでの手続きを終えた直後から、その旅はスタートしました。予定したスケジュールはまるまる3週間。万が一のことがあって帰るのが遅れてもいいように、4週間目には帰るように計画を立てました。 計画とい…

人事屋修行記(第165話)

再就職支援 退職した翌日に社宅を引き払って仙台の自宅に戻ってきました。社宅の荷物は新しい仕事先が決まるまで、とりあえず客間に仮置きしておくことに。翌日早速再就職支援会社のガイダンスを受けました。 ガイダンスをはじめ、さまざまな説明はスケジュ…