【厚労省】男性育児休業取得促進オンラインセミナーを開催(6/18)
厚生労働省は7月6日(火)にオンラインで、男性の育児休業取得の促進について解説するセミナーを開催する。
改正育介法では、男性の育児休業取得の促進などを図るため、子の出生直後の時期に柔軟な育児休業を取得できるようになるほか、育児休業を取得しやすい雇用環境の整備、個別の周知・意向確認の措置などが企業に義務付けられることとなった。
セミナーでは、企業の人事労務担当者や経営者などを対象に、企業や団体がどう取り組むべきか分かりやすく解説する。(参加無料・要事前申込み)
- 日時:7月6日(火) 13:00~14:00
- 参加方法:
オンライン(Zoom使用)での開催。
イクメンプロジェクト公式サイトから申込み。(6月29日まで)
- 参加対象:人事労務担当者・経営者、男性の育児休業に関心のある一般の方
- 内容:男性の育児休業取得促進に向け、企業・団体はどう取り組むべきか今回の法改正がもたらす社会的影響や、企業を取り巻く環境がどのように変化するかなどについて、イクメンプロジェクト推進委員会委員と共に解説。
- 講師:
イクメンプロジェクト推進委員会委員
駒崎 弘樹 氏(認定NPO法人フローレンス代表理事)
小室 淑恵 氏((株)ワーク・ライフバランス代表取締役社長)
佐藤 俊(雇用環境・均等局職業生活両立課長)
心理的安全性のつくりかた
最近読んだ本のなかで、良書に出会ったと感じさせられた一冊をご紹介したい。
第1章 チームの心理的安全性
チームの心理的安全性とは?
日本版「チームの心理的安全性」の4つの因子
心理的安全性「変革の3段階」
第2章 リーダーシップとしての心理的柔軟性
変わらないものを受け入れる
大切なことへ向かい変えられるものに取り組む
マインドフルに見分ける
第3章 行動分析でつくる心理的安全性
行動を変えるスキル「行動分析」
「きっかけ→行動→みかえり」フレームワーク
行動分析で行動を変える
チームの行動変容でつくる心理的安全性
第4章 言葉で高める心理的安全性
言語行動は「学習ファースト」
ルール行動支配
言葉で「旗」を立てる
「行動・スキル」レベルで心理的安全性をつくる
「関係性・カルチャー」レベルで心理的安全性をつくる
「心理的安全性」。Googleが「効果的なチームはどのようなチームか」を4年かけて調査分析したことで有名になった言葉だが、わが国企業ではこのテーマに積極的に取り組んでいる企業は少ないし、良書もないと感じていた。
著者は大学や研究機関での研究と自身のビジネス現場での実践を通じてこのテーマに取り組み、現在では研究成果の実践自体をビジネスにしていて、日本オリンピック委員会の医・科学スタッフもつとめているという第一人者である。
心理的安全性の定義からはじまり、構成する因子と組織変革の3ステップなど、そもそもの心理的安全性について、論理的に解説されている。そして、組織への導入についても豊富な事例で説明されており、組織風土を改革したいというニーズにしっかりと答えている。
なかでも店主が感動したのは、「言語行動」の説明の中で、理念やビジョンの共有の原理と必要性について、理路整然と解説されていたことであった。これまで会社員時代からずっと理念共有には向き合ってきたが、ここまで明確にわかりやすくその原理を解説してくれた書籍とは出会ったことがない。
この部分を読むだけでも十分に価値のある一冊である。(もちろん心理的安全性も重要である)