【パーソル総研】キャリア自律が高いと学習意欲は1.28倍、仕事の充実感は1.26倍に
株式会社パーソル総合研究所は9月7日、自分自身のキャリア形成を組織に委ねずに、働く人自らが形成していく「キャリア自律」に関する調査を実施した。キャリア自律度が高い層は低い層に比べて、「個人パフォーマンス(自己評価)」で1.20倍、仕事への貢献意欲である「ワーク・エンゲイジメント」で1.27倍、「学習意欲」で1.28倍高く、キャリア自律の向上は組織にメリットをもたらしている。キャリア自律度が高い方が仕事の充実感や人生満足度も高く、働く本人にとってもメリットがあることがうかがえる。
【厚労省】脳・心臓疾患の労災認定基準を改正
厚生労働省は、脳・心臓疾患の労災認定基準を改正し、9月14日付で厚生労働省労働基準局長から都道府県労働局長宛てに通知した。脳・心臓疾患の労災認定基準については、改正から約20年が経過する中で、働き方の多様化や職場環境の変化が生じていることから、最新の医学的知見を踏まえて専門検討会において検証などを行い、労災認定基準を改正したものである。認定基準改正のポイントは以下のとおり。
- 長期間の過重業務の評価に当たり、労働時間と労働時間以外の負荷要因を総合評価して労災認定することを明確化
- 長期間の過重業務、短期間の過重業務の労働時間以外の負荷要因を見直し
- 短期間の過重業務、異常な出来事の業務と発症との関連性が強いと判断できる場合を明確化
- 対象疾病に「重篤な心不全」を追加
【エンジャパン】「地方で働くこと」調査、35歳以上の4割が興味があると回答
エン・ジャパン株式会社は運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』上で、35歳以上のユーザーを対象に「地方で働くこと」についてアンケートを行なった。調査結果の概要は以下のとおり。
- 4割が「地方で働くことに興味がある」と回答。働きたい都道府県、第1位は「福岡県」
- 地方で働くことの不安、「働き口が少なく、転職先が見つからなそう」「給与減少の可能性」
- 地方勤務で実現したいこと、トップ3は「プライベート(家族と)の時間を多く作りたい」「地域活性化(自身の地元)」「やりたいことを形にできる環境作り」
- 地方で働いてもいい条件、「給与・賞与のアップ」「やりたい仕事内容であること」。地方勤務の可能性による転職意向度、半数以上が「影響しない」と回答
【日本生産性本部】「コロナ禍においてより高まるデータ分析の重要性」シンポジウム
日本生産性本部は10月27日、上記シンポジウムをオンラインで開催する。施策決定において、人事情報や健康情報(健診・ストレスチェック等)といった各種データをいかに活用するかを、理論・事例の両面から検討していき、Withコロナ/ポストコロナにおいても、健康でいきいきと生産性高く働くことができる職場づくりについて考えていく。参加費無料。