IVYおじさんの創業日誌

フォローをリクエスト

会社を立ち上げるとき、SNSの使い方について考え方を整理した。当社は事業会社を主要顧客層としたB2Bの形態で、ターゲットとしては、事業会社の社長や管理担当責任者にアプローチできればいい。

それも個人商店の「人事コンサルタント」なる、いかにもあやしげな会社である。なんの接点もない企業から声がかかるわけはないので、知人、友人の口コミか、Facebookでつながっている人々の間で、「この会社フォローしているようだけど、どんな会社？」というプロセスを経て、「ちょっと話を聞きたい」となると考えた。

SNS主要５媒体であるFacebook・Instagram・Twitter・LINE・YouTubeの特徴を調べると、ユーザー層（年齢や性別）、相対的な拡散性の低さ、動画やビジュアルといった表現方法との相性、実名登録によるリアルなつながりの多さなどから、当社にはFacebookがいちばん相性がいいという結論にいたった。また相対的な拡散性の低さの裏返しで、炎上しにくいのも大きな要素であった。

起業１年目は、基礎づくりの時期であり、なにごとも経験だと考え、直接的な営業活動はやらないと決めた。おかげさまで店主の退職を聞きつけて、現在長期契約しているクライアントさんの方から、お声がけをいただいたのも大きかった。

とはいえ、営業活動をしたからといって、それが結果に結びつくには、うまくいったとしても長い時間がかかる。なので、そろそろ２期目に向けてFacebookで社名の拡散をしていこうと考えた。

Facebookでは、企業ページのフォロワーに対しては、タイムラインに投稿が表示される。投稿に対して「いいね」ボタンを押してもらうことで、そのフォロワーの友だちのタイムラインに投稿が表示されるという仕組みだそうだ。

先週末にページを見てみると、フォロワーの人数は、51名であった。ページの機能として、友だちでありながらまだフォローしていない友だちのリストが「フォローをリクエスト」として表示される。

この機能、以前から知ってはいたが、わざわざこのリクエストを使うのもどうか？と考え、使ってこなかった。しかしそろそろ使ってもいいかと考え、「Facebookページのフォロワーを100名目標にキャンペーンを展開しています！」とリクエストを送ることにした。

フォロワーが100名を超えると、企業ページのアクセスログについて、投稿ごとのアクセス状況や属性、どの深さまでアクセスしてくれたかなど、詳細まで分析データを提供してくれる「Faceboolインサイトのオーディエンス」が表示されるのである。（もちろんアクセスした個人が特定されるようなことはないので、念のため）

突然「企業ページのフォローをリクエスト」されても、感じが悪いかと考え、対象者をピックアップしてMessengerアプリで事前にひとこと入れることにした。ピックアップしたのは全部で30名。そのなかの数名の友だちは「仲良しでアプリにも詳しいのに、まだフォローしていなかったんだ？」と思ったのだが、全員にリクエストを送信。このときに気がついて、もう少し調べればよかったのだが、後の祭りである。

実は企業ページなどをフォローしたことを「公開」するかどうか、プライバシー設定で選ぶことができるのであった。数名のうちの１人が教えてくれたのだ。それでページをよく見てみると、フォロワーの人数は51名になっているものの、実際に名前が表示されているのは、30名弱であった。

要するにフォローのプライバシー設定を「公開」にしていないと、フォロー数にはカウントされるが、フォロー者の一覧には表示されず、逆に「フォローをリクエスト」の一覧には表示されて、リクエストできる状態になっていることがわかった。

自身のアカウントのフォローに関するプライバシー設定がどうなっているのかは、以下の手順で確認できる。プロフィールの画面から「プロフィールを編集」ボタン右側の「･･･」を選択。「プロフィール設定」メニューで「プライバシーセンターを見る」を選択。

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