全画面表示
そもそも「脱マウス」なるものを目指すということは、モバイルPCをオフィス以外で使うことを前提として、その際に持ち物をできるだけ少なくし、かつマウスが使用できないような場所でも、PCがスマートに使えるようになることを目指している。
モバイルPCでは当然モニターが小さい。外出先、自宅、オフィスのどこでも持ち歩いてPCのモニターだけで過ごす場合、12~14インチのA4判のPCが現実的であるが、こういったモニターの場合、全画面表示でできるだけ表示範囲を広げたい場合も多い。
そういった場合に活躍するショートカットキーがこれである。
- [F11]キー…全画面表示(再度押すことで全画面表示解除)
この操作でブラウザのタブ、アドレスバー、ブックマークバー、タスクバーの面積を稼ぐことができ、店主の12.1インチのモニターで約2.3cmほどタテの長さが広がる。モニターのタテ全体が16.2cmなので約14%長さが拡張される。
このブログを書いている画面で入力領域が約4行稼げる。これはやはりノートPCのウイークポイントであるモニターの小ささを改善できる便利な機能である。
また、このショートカットはキーの組み合わせではないので、タイプミスで意図せずに全画面表示に切替わってしまった経験をした読者も多いのではないか。
その場合、ショートカットキーを知らないと、元に戻すことができず、ほかのタブも開けないのでGoogleで検索することもできず、ユーザーの方がフリーズしてしまうことも多い。
そのようなリスク回避のためにもぜひ覚えておきたい機能である。