デザートブーツ
秋の風が吹くようになると、トップスだけでなく足元も履く靴のバリエーションが増えてくるのが楽しい。
スエード革の靴は、やはり夏には合わせにくく、この時期になってくるとどうも履きたくなるのだ。
この名前のデザートは「砂漠」の意味で、イギリス陸軍が砂漠用に履いていたブーツからきている。靴の内部に砂が入らないように、アッパーとソールはステッチダウンという製法でつくられている。
デザインの特徴は2~3個のホールがあしらわれた、くるぶし丈のブーツ。スエードのアッパーに、ラバーソールを合わせているのが特徴。
イメージ的には、カジュアルとドレスのちょうど中間的な位置づけで、いつものスニーカーと違った靴を履きたいときとか、ちょっとこぎれいなコーデをするときには、大いに役立つ存在。
デザートブーツといえば、ブランドはやはりクラークス。英国で1800年代前半に設立されたシューズメーカーである。そしてクラークスがデザートブーツを生み出したのだ。
発売当初、その奇抜なデザインから本国では売れなかったのだが、米国でヒットして逆輸入されたというエピソードもおもしろい。
この秋は、スニーカー一辺倒の足元から1段レベルアップして、デザートブーツで足元を固めてみてはいかがだろうか。