PCのモニターでExcelのシートを見ると、罫線はいっさい引かれていないのに、表全体に罫線が印刷されてしまうシートに遭遇したことはないだろうか。
枠線
これは、Excelの印刷機能のひとつで「枠線」と呼ばれるものだ。シート上のセルに値が入っている場合、A1セルからタテヨコ方向のもっとも遠い値の入ったセルまでの行と列すべてに枠線を引いてくれる機能である。
この機能のオン・オフは「ページ設定」ダイアログボックスから設定する。「ページレイアウト」タブ-「ページ設定」グループの右下の「ダイアログ起動ツール」をクリックすると表示される。
「ページ設定」ダイアログボックスの中から、「シート」タブを選択し、印刷のなかの「枠線」チェックボックスで行うのだ。
データベース機能
Excelを作表、計算の機能ではなく、データベース管理のアプリとして使う場合がある。具体的には、シートの1行目を項目名称が入るヘッダーレコードとし、2行目以降をデータが入るデータレコードとして使うものだ。
この使い方で、数百、数千のデータレコード(データ行)などを扱う場合など、印刷をする際には、この機能がとても重宝する。
全社員分のデータなどをプリントアウトして配る場合など、所属コードなどで改ページして百ページ以上になっても、先ほどのチェックボックスにチェックを入れるだけで全ページに枠線を引いてくれるのだ。
シート上に罫線が見えていないにも関わらず印刷すると出てくる場合には、枠線機能を確認してみよう。