Cafe HOUKOKU-DOH

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IVYおじさんの創業日誌

評価者研修

先週末は、自宅で研修動画の作成に時間を費やした。昨年クライアント企業から人事制度導入の一環として、評価者研修の企画、実施をお願いされた。

 

店主は基本的に研修の講師は受けないことにしている。講師の仕事に面白味を感じていないのが最大の理由だが、それ以上に時間の切り売り的な感じで、ビジネスに拡張性がないと考えているからだ。

 

今回の研修は、評価制度の設計も携わったので、流れとして担当させていただいた。研修の企画、評価ハンドブックの作成、研修資料の作成そして講師と、一連の制作と研修実施まですべてである。

 

受入れ説明

一連の研修はすべて昨年のうちに終わり、年明けからあたらしい制度がスタートした。既存社員のみなさんには、この研修で目的は達成したのだが、社員はどんどん入社してくる。

 

 

あらたに社員になる方々にも、同じ内容をインプットしていかなければならない。これまでのやり方を聴くと、人事担当者が毎回、同じ内容を説明していたそうである。

 

昨年行ったときは、「研修」と銘打って実施したが、内容的には、ハンドブック内容の解説である。オンラインで数回に分割しての開催で、ワークなどはなく知識のインプットのみであった。

 

このレベルであれば、ハンドブックも準備しているので動画で十分と考え、今回はサービスで動画を作成、提供すると提案したところ、「ぜひ」ということになった。

 

さっそく昨年準備していた動画作成ツールを利用して、作成、編集作業を行った。読み上げ原稿の執筆には時間がかかるが、それ以外の作業は関係するアプリの使い勝手がいいので、半日もかからず完成である。

 

blog.houkoku-doh.com

 

復習用eラーニング

今回の動画、50ページ近いハンドブックを教材にしているので、全編とおすと約40分以上になる。受入れ説明であれば、40数分を一気に視聴するのはなんの問題もない。

 

しかし、せっかく動画にするので、受け入れ説明に使うと同時に、社内のeラーニングのコンテンツに加えて、後から復習にも使えるように、章別で10分前後になるよう、4本の動画に分割した。

 

これで、ハンドブックの該当箇所にあわせて、必要な部分のみピンポイントで見返して復習することができる。

 

 

付帯効果

今回、動画の原稿を書いてみて、気がついたことがあった。自分でつくった資料なので、研修でなにをどのように話したのかは思い出せる。しかし、今回あらためて資料を見ながら本でも書き起こすように、アタマのなかを整理しながら訴求したいポイントをしぼって台本を書いてみた。

 

そうすると、ライブで話しているより、短くそして簡潔に、ポイントをしっかり押さえた説明ができるのである。

 

ライブで話していると、説明の内容が前後したり、結論と理由の順番が逆になったり、行ったり来たりとなってしまう。それはそれでライブの醍醐味ともいえるので、いい面もあるのだが、単純に聴き手側からすると、要点がつかみずらい説明になってしまっている可能性がある。

 

台本を書き起こして、それを校正し、さらに読み上げソフトで読上げてもらうことで、そこらへんのわかりずらさを直していくことができるのだ。

 

これはライブの説明にはない利点なので、TPOにあわせて動画とライブを使い分けていくよう、今後提案していこうと思ったのであった。