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IVYおじさんの創業日誌

管理項目

先日クライアント企業から相談があり、現状社員に支払っているインセンティブに課題感を持っているので、見直したいという。

 

これまで数回関係者と打合せを重ねてきた。そのなかで議論になったのがKPI(Key Performance Indicator)にどのような項目を設定するのか?ということであった。

 

KPIは目標管理制度においては、管理項目とも表現される。これはTQM(Total Quality Management)で用いる用語であるように記憶している。

 

TQMは、「組織全体として統一した品質管理目標への取り組みを経営戦略へ適用したもの」なので、目標管理制度における目標の連鎖との相性がいい。(出典:ウキペディア)

ja.wikipedia.org

 

管理項目には、大きく要因系と結果系の2種類ある。要因系の管理項目とは目標達成に向けて打つ各施策の達成度を測定するもの。それに対し結果系の管理項目とは、それら施策をいくつか打った結果として達成する目標の達成度を測定するものである。

 

なので、結果系の管理項目は施策との相関関係が1対多となりわかりにくい。一方要因系の管理項目は具体的な施策の達成度を測定、評価するので相関関係が基本的に1対1なので、とてもわかりやすい。

 

店主はこの説明をする際に、生活習慣病を例にあげる。若い方には少々わかりずらいかもしれないが、管理職以上の方々になると、とてもしっくりくるようだ。

 

結果系の管理項目とは、たとえば体重や血圧、コレステロール中性脂肪や血糖値、肝機能などをあらわす数値である。この数値を基準範囲内にすることで、健康であるといえる。

 

要因系とは、これらの数値を改善するための施策である活動の目標値だ。たとえば運動が必要だ、ということになれば万歩計の1日あたりの歩数であったり、食事であればカロリーや塩分の摂取量となり、嗜好品でいうと飲酒量などとなる。

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この結果系と要因系の管理項目とは、最終的な目標を達成するために必要な施策を検討して、施策ごとに要因系の管理項目を設定することで、施策と結果系の管理項目である達成目標の関係性が明確になり、途中の進捗管理や最終的な目標達成度の確認の際に、なにが原因で目標が達成できなかったのか、が明確になる。

 

また要因系の管理項目は、具体的な施策(行動)に紐づいているので、目標を達成するための行動変容を促しやすいという特徴を持っている。

 

単に血糖値を下げろ!と言われてもどうすればいいかわからないが、糖質の過剰摂取を減らす、食べ方や順番に気を付ける、運動するなど具体的な行動ベースにやることを落とし込んで、それぞれに要因系の管理項目を設定することで、目標を達成する行動をとりやすくなるのだ。

 

仕事における目標設定も一緒で、達成したい結果系の目標1に対し、それを達成するために施策を複数設定し、それらに要因系の管理項目を設定して、それを月や週単位でフォローしていくことで、目標を達成させる可能性が飛躍的に高まる。

 

また、施策が間違っていたり、数が足りていない場合には、要因系の管理項目は達成しているのに、結果系の管理項目が未達となるので、途中で気づくことができ、方向修正ができることも大きなメリットだ。

 

目標管理制度の運用には、ぜひ結果系と要因系の管理項目を理解して設定し、運用していくことをおススメしたい。