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IVYおじさんの創業日誌

動画

今週クライアント企業から依頼を受けた評価者研修案件で、研修用の動画を撮影した。最近は、研修のかたちもさまざまで、動画を撮影し、それを受講する社員の都合に合わせて各自視聴する形式も一般的になってきている。

 

撮影はZoomのレコーディング機能を使用し、PPTで準備した資料を共有しながらプレゼンのように説明を行っていく模様を撮影する。Liveのオンライン研修をオンデマンドで視聴するイメージだ。

 

基本的にはレコーディング一発撮りで終了なのだが、さすがにアタマと最後の部分については、適切な長さにして、フェードイン・アウトくらいの編集は施す。

 

そして全編を視聴し、内容を確認したうえで、MP4形式の動画ファイルにして、さらにそのままURLをクリックすれば視聴できるよう、方告堂のYoutubeチャンネルにアップロードし、サムネ画像を入れて完成である。

 

店主は研修講師の仕事は基本的に受けないことにしている。会社員時代は社内研修の講師としてかなりの数の研修をこなしていたのだが、独立してからはほとんどやっていない。

 

 

今回も撮影した動画をチェックしていて、研修講師の仕事を受けないという判断はまったく正しかったと確信した。

 

研修の受講者や他人はどう思うかわからないが、自身の話し方などを見るたびに、ホントに愕然としてしまうほどひどいのである。

 

動画で自身の姿を見るというのは、われわれ年代にとっては非日常的な経験である。その分自分が認識しているイメージとの乖離が大きすぎて、自分自身の姿にがっかりしてしまう。

 

自分自身を客観視できるので、その点ではとてもメリットがあるのだが、それにしてもこの体験はつらいものである。

 

会社員時代、管理職への昇格審査でアセスメントセンター方式の演習を行っていた。店主もそれに受験者の立場として、2回ほど参加したことがある。この演習は、研修効果もねらっていて、演習課題に取り組んでいる姿をVTR撮影し、各演習終了後に自身の立ち居振る舞いを視聴して振り返りを行う。

 

この振り返りの時間ほどつらく、恥ずかしいものはなかった。そこにはまったくできていない自身の姿が映し出されており、それを同じグループの受講者みんなで見ながらフィードバックを交換するのである。

 

今回の動画撮影では、ひさびさにアセスメントと同じフィードバックをもらった。話し方のクセやスピード、視線、身振り手振りなど、気になる点が山積みである。

 

この気になる点は改善しようと真摯に反省した。一方でやはり研修講師の仕事はこれからもやめておこうと、さらに固く決意したのであった。