ネットワーク
昨日は最近一緒に仕事をさせていただいている知人との会食に行ってきた。会場は新橋駅から4分だったが、駅を出たところで雨が降ってきて傘を買う羽目に。
昨日のメンバーは店主を含めて4人。いずれも起業してから知り合った方々である。それも起業する際にアドバイスをいただいた「フリーランスの人事部長」の師匠から紹介していただいた方、そしてその方に紹介していただいた会社の社長と役員さんであった。
起業した際、知人友人にはあたらしく会社をつくって独立した旨、あいさつ状を送った。多くの方からお祝いのメッセージをいただいたが、その中のひとつに「赤坂さんは仕事には困らないから、選んだ方がいいよ」というアドバイスをいただいた。
上から目線で仕事を選ぶほど、案件がたくさん舞い込んでいる訳ではないが、そのアドバイスを尊重して、基本的に自分から営業活動はせず、知人友人から紹介いただいたクライアントさんと仕事をすることにしている。
お互いを理解している間柄で紹介いただくクライアントさんは、店主とのフィット感というか相性なども考え紹介してくれるので、お互い気分よく仕事をすることができ、結果的にいい結果を生み出す可能性が高い。
そう考えるとやはり信頼できるビジネス上の知人友人や仲間というのはとても重要である。
「働くようになったら社外の友人をつくった方がいい」とよく聞く。そのとおりだと思い、社外の人々との接点は大切にし、良き友人に恵まれてきたと考えている。
一方で会社員時代を振り返ると、行動パターンそのものがほとんど社内に閉じていて、なかなか社外の人との出会う機会は少なく、意識的に動かないと機会自体持つことはむずかしかった。
起業してから知り合った方々というのは、会社員時代の同僚とはかなり異なる存在である。言ってみれば景色が違うのである。
元同僚というのは、独立してビジネスをやっていく面に限ってみると、応援団にはならないのである。ネットワークが社内に閉じている人が多いので、ビジネスの種になるような話を持っていないのだ。
そして、大きな組織でしっかり決められたJD(job description)のなかで日々過ごしているので、そもそも「ビジネスの種」といった視点を持つ必要がないのである。
そう考えると将来、起業独立してビジネスをやってみようというキャリアを選択肢としてもつのであれば、会社員時代からネットワークづくりをしておくのがおススメだ。
起業した時点で、ネットワークがあるか、無いかでかなり有益な情報の入り方が違ってくる。これこそ今すぐにでもできる準備のひとつといえるだろう。
仮に起業するつもりがなくても、外に開いたネットワークを持つことはお互いにとても有益だと思う。そう思わせてくれる方々との食事会はとても楽しい時間を過ごすことができた。
みなさん一生お付き合いしていきたい、かけがえのない仲間なのである。