ピラティスメソッド
先月クライアント企業のキックオフミーティングに参加させていただいた。メニューには、組織開発要素もふんだんに組み込まれていて、そのひとつにピラティスのレッスンかセットされていた。
その際、お願いしたコーチは、店主が社外監査役をつとめさせていただいている会社の会長がやっているフォークソング居酒屋で、以前にピラティス講座をやっていただいた方々にお願いした。
クライアント企業の人事部長がなんかいいイベントはないか?と相談を受けた際に、SNSで見たのを思い出しお伝えしたところ、あっという間にキックオフでも開催することになったのであった。
キックオフの会場でコーチの先生方とごあいさつの後、少々お話をする時間があったのだが、そのうちのお一人が後日店主のFacebookページを見つけて、メールをくださった。
せっかくメールをいただきお友だち登録したので、ランチでもしながら情報交換でもということで、先週お会いしていろいろとお話する機会をいただいたのだ。
ピラティスはマスコミなどではよく取り上げられており、聞いてはいたのだが、どんな内容なのかは不勉強できちんと理解していなかった。お話を聞いていく中で、心身のコンディションを自ら整えていく手段だということがわかった。
これは店主がクライアント企業からの相談を受けていく中で、大切にしている「ヒトと組織の生産性を最大化させ、事業計画達成の確度を高めていく」という方向性にベクトルがあっていると感じたのである。
そのようなお話をさせていただくと、Googleなどでも昼休みに希望者がいつでも参加できるようピラティスなどのセッションを開催しており、それが午後の仕事の生産性が向上したというエビデンスがでているのだということであった。
最近のわが国アスリートの世界での活躍を見ると、根性論から脱却し、科学的知見に基づいた効果的なトレーニングを取り入れるようになったことと無縁ではないことは、みなさんも感じているところであろう。
もうそろそろわが国のビジネスシーンでも同じように科学的知見に基づいた、生産性向上に真剣に取り組むべきだと思うのである。
あいかわらず国別の生産性比較では、OECD加盟38カ国中30位と低迷している。心身のコンディションを整え、能力を発揮して成果を上げるのは、もちろん働く本人の責任だが、そのアプローチの仕方や手段については、企業からもしっかりと情報提供をしていくべきではないだろうか。
そんな気分を盛り上げていただいた楽しく、有意義なビジネスランチであった。