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人事屋修行記(第167話)

就職活動

3週間の幕末維新の旅から戻り、ようやくそろそろまじめに就職活動をしなければという気分になってきました。さっそく再就職支援会社のカウンセラーと面談すると、4月に声を掛けていてくれた当社がまだ空きがあって面接したいと待っていてくれた様子です。それまで2ケ月間まったくまじめに考えていなかったので、あらためてよく検討すると一旦答え自宅に戻りました。

 

会社の規模は前職の1/10ですが、1部上場の部品メーカーで、もともとはソニーさんのグループ会社だった会社とのこと。ホームページなどをいろいろ調べると、ちょうど事業所を集約してリストラをやっている最中であることがわかりました。

 

リストラはもうコリゴリと考えていたボクは、この点が引っ掛かりイマイチ応募には前向きになれませんでした。一方カミさんはいろいろな情報を見て、ボクにピッタリの会社と仕事だといい、一生懸命勧めてくれていました。とりあえず応募の意思表示をして、まずは会って話を聞くことにしました。

 

 

すすめられた会社を第一希望にしていませんでしたので、再就職支援会社をあてにしていてはダメだと考え、自分なりの戦略を立て行動をスタートしました。重要視する項目に優先順位をつけて点数化し、評価していくことに。

 

職種は今までの経験を活かすよう人事にしましたが、せっかくなので業界はメーカーにこだわらずいろいろな業界にチャレンジすることにしました。まずはほとんどの就職情報会社のサイトに登録をして、様子を確認です。そうすると複数会社のコンサルタントから連絡があり、半月ほどのうちに数社を紹介してもらうことができました。

 

メーカーではクレーン業界2位の加藤製作所、電子部品 EMSのユー・エム・シー・エレクトロニクス、歯科治療器具グローバルニッチのナカニシなど、他業種ではニトリや変わり種でエンタメのKADOKAWAなど、いろいろな会社の話を聞くことができました。

 

歯科治療器具のナカニシに面接に行ったときには、オーナー社長とその弟の専務以下、全役員6対1の面接で、ガンガンとプレッシャーをかけてくる圧迫面接でした。いくらオーナー企業とは言え、イマドキこんな圧迫面接やっているとはと、逆に教え諭したくなる会社もありました。

 

そんな就職活動を進めながら、デクセリアルズから面接の連絡をいただいたのでした。

 

つづく…