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仕事のすすめ方 No.71

8-4.仕事のバージョンをあげる

毎月とか半年ごととか定期的にやってくる仕事があります。3回も同じことをやると、だいたいやり方やコツもつかめてきて、スムーズにできるようになります。スムーズに仕事がこなせるようになったとき、みなさんはどうしますか? そこで自分はどうすべきか、ぜひ考えてほしいのです。

 

同じアウトプットを短い時間で出せるようにして、効率的に仕事をしてほかの仕事をおぼえたり、早く帰るのもひとつでしょう。また、同じ時間をかけるならば、より質の高い、目的に対して不足のないレベルまで付加価値をあげていくという選択肢もあると思います。

 

要するに仕事に慣れてきたときに、担当しているその仕事は、どのようにあるべきか、を考えてほしいのです。そして仕事のバージョンアップをしていってほしいと考えています。

 

慣れというものはこわいもので、それに長い時間浸ってしまうと、思考停止になってしまうのです。思考停止になってなにも考えず、単なる反射として、反復継続的に作業してしまう。このような仕事のしかたをしている人をいままでたくさん見てきました。

 

しかしその人がやっていることは、以前にもお話ししたように仕事ではなく、作業なのです。おそらく早晩AIに置き換わってしまうでしょう。事務職に期待されていることは、仕事をバージョンアップさせていくという、AIにはできないことなのです。

 

仕事に慣れてきて、緊張がほぐれてきたころに考えてほしいと思います。