Excelの標準機能で為替レートをリアルタイムで取得、表示させる機能がある。店主の会社員時代には、経理部の担当者が毎朝為替レートを調べて紙に印刷し、オフィスの掲示板に張り出していたことを思うと隔世の感である。
まず、表示させたいセルの左隣のセルに比較したい為替通貨を入力する。たとえば米ドルに対する日本円価格を表示させたいときは「usd/jpy」と入力する。数式ではないので「=」は不要だ。比較したい通貨は、ISO 通貨コードを使用する。
為替通貨を入力したセルを選択し、「データ」タブ-「データの種類」グループ-「通貨」をクリックする。
為替通貨を入力したセルの先頭に通貨アイコンと呼ばれる建物のようなマークが付き、為替通貨を表示する通貨コードも大文字に変換され、あわせてセルの右上に「データの挿入ボタン」が表示される。
「データの挿入ボタン」をクリックするとドロップダウンリストが表示されるので、「price」を選択。そうすると為替通貨を入力した右側のセルに為替レートが表示される。
なお、為替レートを最新のものに更新したいときは、「データ」タブ-「クエリと接続」グループ-「すべて更新」をクリックする。
なお、データの参照元や遅延ならびに為替レートの種類などは確認できなかったので、あくまで参考程度の情報としての使用にとどめておくことは言うまでもない。