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仕事のすすめ方 No.80

8-13.全体最適をつねに意識する

会社に入って間もないころには、仕事をしていて見ている範囲がせまくなりがちです。自部門どころか自分の仕事だけで精一杯なのもしかたがないでしょう。

 

しかし、少しずつ仕事に慣れてきたら、徐々に自分の担当している仕事以外にも興味を持ってみるようにしましょう。そんな暇はない、といわれるかもしれませんが、なにもその仕事ができるようになれといっているわけではなく、どのような仕事をどんな目的でやっていて、その流れや業務の季節的な繁閑を知るだけで、コミュニケーションがとりやすくなり、結果自分の仕事にもプラスになってきます。

 

同じように社内にあるほかの部門にも徐々に広げていきましょう。最初に業務分掌を確認して、人々の動きをながめているとなにをやっているのかが理解できるようになり、そうするとより一層興味がわいてくるはずです。

会社全体とまではいかなくても自部門と関係する部門の仕事がわかってくると、全体の流れが見えてくるはずです。先に仕事は流れだとお話ししました。仕事の目的を考えたときに、その流れ全体を俯瞰して、どのように流れをととのえるのがいちばん効率がよくて、うまくいくのか、そのように考えられるようになれば、一人前の事務職です。

 

自部門だけではなく、最終的なお客さまを意識して、全社での仕事の流れを意識する、これを全体最適といいます。つねに全体最適を意識して仕事に取り組んでいきましょう。