【厚労省】106万円の壁撤廃へ年金法制度改正法成立
6月13日、「社会経済の変化を踏まえた年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する等の法律案」が成立した。いわゆる106万円の壁撤廃などが盛り込まれている。概要は以下のとおり。
- 被用者保険の適用拡大等
- 在職老齢年金制度の見直し
- 遺族年金の見直し
- 厚生年金保険等の標準報酬月額の上限の段階的引き上げ
- 将来の基礎年金の給付水準の底上げ
- 個人型確定拠出年金の加入可能年齢の上限の引き上げ
- 企業年金の運用の見える化
【厚労省】カスハラ、就活セクハラ防止を義務化
6月11日、カスタマーハラスメント、求職者等へのセクシュアルハラスメント等のハラスメントのない職場づくりや、女性の職業生活における活躍に関する取組の推進等を図るため、労働施策総合推進法等が改正、公布された。概要は以下のとおり。
- カスタマーハラスメント対策の義務化
- 求職者等に対するセクハラ対策の義務化
- 女活推進への情報公開の拡大
- プラチナえるぼし認定の要件追加
【調査】転職検討者の約6割が賞与後に転職予定と回答
マイナビは6月5日、「マイナビ 2025年 夏ボーナスと転職に関する調査」の結果を公表した。概要は以下のとおり。
- 現在転職を考えている正社員の約6割が「今年の夏の賞与をもらってから転職する予定」。 5割以上が「賞与額が高かったら転職するのをやめるかもしれない」
- 転職経験がある正社員の約7割が「賞与が少ない」ことが理由で転職。転職理由となった賞与の平均額は38.2万円
- 前年の夏の賞与額は平均59.6万円。理想の賞与額は平均98.2万円で38.6万円のギャップ
- 約7割が「転職先を選ぶ際に賞与金額を重要な情報」と捉えている。転職先に求める賞与の最低水準は基本給の「約2カ月分」