PC不調
先週Windowsのアップデートがあった。セキュリティ対策は最重要であり、すぐにいつものようにアップデートを実行した。そうしたらOutlookが絶不調になってしまった。
とくに予定表が操作するたびにフリーズし、まったく使い物にならなくなってしまった。仕事では次々とさまざまなスケジュールが飛び込んでくるので、予定表が使えないというのはかなり致命的である。
金曜日はなんとかだまして過ごしたのだが、予定表が使えないこと自体、仕事をして行く上でかなりのストレスである。
なので週末1日をつぶしてWindowsの再インストール作業を行うことにした。店主は昨年の4月に新しいPCに更新した。その前に使っていたのと同じパナソニックのレッツノートである。
更新したPCは前のモデルから大きな仕様変更があり、キーボードとタッチパッドが全面的に差し替わったのだが、使用感にはどうもなじめなかった。またどうもハズレを引いたらしくさまざまなアプリがよくフリーズするのであった。
結局半年ぐらい経ったときに、予備機としてしまっておいた以前のPCを再インストールして使うことに。これは2021年の起業したときに買ったもので、4年落ちになるのだが、それを使い続けていたのだ。
そこで眠っていた新しいほうのPCを再インストールすることにしたのだ。Windowsを再インストールし、さらに必要なアプリも入れ直し、くわえてWindowsのバージョンアップも全部行い、結局丸1日かかった。
しかし再インストールしてもOutlookのフリーズは同じように発生した。結局あきらめて使い慣れている古いPCをだましだまし使うことにした。
Outlookの予定表はブラウザ版を使うことにした。慣れているショートカットキーが使えないなど使い勝手は若干劣るものの、とりあえずこれで業務に支障はなくなった。
イマドキ仕事をするのに予定表アプリが使えないというのは致命的なのを実感した。ほかの予定表アプリに変えようにも、他のアプリや関係者とのやりとりを考えると、おいそれと乗り換えることができないのだ。
ここが今やビジネス上のインフラとなったPCアプリのビジネスモデルなのだ。デファクトスタンダードを確立したビジネスほど強いものはない。多少の不満があっても様々な制約条件から乗り換えることができないのだ。
一方で、便利だからといって特定の仕組みに過度に依存した仕事の進め方ほど危ういことはない。その仕組みが使えなくなってしまうとお手上げとなってしまい、事業継続が困難になるリスクをはらんでいる。
ビジネスにおけるデファクトスタンダードの確立の重要さとリスクについて、あらためて考えさせられた週末であった。