Excelで「#VALUE!」というエラーが表示される場合、それは数式の中に「計算できない値」が含まれていることを意味する。このエラーは、たとえば「=A1+B1」という式で、A1が数値でB1が文字列(例:「りんご」)だった場合に発生する。Excelは数値と文字列を足すことができないため、「#VALUE!」という結果を返すのだ。

また、関数の引数に適切でない値を渡した場合にも同様のエラーが出る。たとえば、文字列を求める関数に数値を与えるなど、関数の使い方に誤りがあるケースである。
このエラーに対処するには、まず数式の対象セルを見直し、数値と文字列が混在していないか、関数の構文が正しいかを確認する必要がある。
初心者にとってエラーは不安の種になりがちだが、「#VALUE!」は原因を知れば怖くない。落ち着いてひとつずつ確認することが、上達への第一歩なのである。