Excelで「#NULL!」というエラーが表示されることがある。これは比較的珍しいエラーであるが、主な原因は「セル範囲の指定方法が誤っている場合」である。
典型的なのは、セル範囲をつなげる際に「スペース」を用いてしまうケースである。たとえば「=SUM(A1 A5)」のように記述すると、本来は「:(コロン)」で範囲指定すべきところをExcelが「交差(インターセクト)」として解釈する。しかし指定した範囲同士に交わりが存在しなければ、交差点が見つからないため「#NULL!」が返されることになる。
また、「,(カンマ)」の代わりにスペースを誤って使い、複数の範囲を正しく区切れない場合も同様に#NULL!が発生する。つまり、このエラーの根本原因は“スペースの誤使用”や“範囲指定ミス”にあるといえる。
解決策は単純である。カンマやコロンといった正しい区切り記号を使い、式を修正すればよい。例えば「=SUM(A1\:A5,B1\:B5)」のように書き直せば、正しく合計値を算出できる。基本的な入力ルールを理解しておけば、#NULL!エラーはすぐに解消できるのである。