AIの進化によって、Excelの使い方も変わってきた。これまでの自己流な入力方法では、AIがデータを正確に読み取れず、思ったような結果が出ないことがある。AIの力を最大限に引き出すためには、いくつかの「お作法」を守ってデータを作成することが必要だ。
これは、AIだけでなく、将来の自分や他の人が見ても分かりやすく、ミスの少ないデータを作るための基本的なルールである。最初は少し面倒に感じるかもしれないが、習慣にしてしまえば、手作業での修正やエラー対応の時間が劇的に減る。
今週からAIとコミュニケーションする際のExcelデータ作成の注意点を「AI活用のためのExcelお作法7選」としてお伝えする。第1回目は「1行に1件のデータを徹底する」だ。
AIは、人間のように曖昧な文脈を読み取るのが苦手である。だから、ルールに沿って整えられた、一貫性のあるきれいなデータが大好きだ。AIに好かれるデータを作るための最も重要なルールは、「1行に1件のデータ」を徹底することだ。
例えば、顧客リストを作る場合、1人の顧客に関する情報(氏名、住所、電話番号など)はすべて1行にまとめる。氏名が1行目、住所が2行目というように、複数の行にまたがって入力してはいけない。これは、AIがデータのまとまりを認識するための基本中の基本だ。このルールを守るだけで、AIによるデータ分析や自動化が格段にスムーズになる。
これまでExcelでデータを扱ってきた読者であれば常識であるが、AIの便利さに気が付いてデータを読み込ませようと考えた方は、ぜひExcelにおけるデータの扱いについて勉強されることをおススメする。