テーブル機能
さてお作法7選も今回が最終回。今回のテーマは、「テーブル機能」の活用について解説する。
これはAI活用だけでなく、普段のExcel作業の効率を格段に高める「裏ワザ」的な機能だ。データが入力されている範囲を選択し、「ホーム」タブ-「テーブルとして書式設定」を選ぶだけで、多くのメリットがある。
1. 自動で範囲が拡張される
新しい行や列を追加すると、自動でテーブルの一部として認識される。つまり、集計表などで新しいデータが増えても、参照範囲をいちいち手動で修正する必要がなくなるのだ。
2. 数式が自動コピーされる
これが非常に便利だ。1つのセルに数式を入れると、その列のすべての行に自動でコピーしてくれる。もう、下方向へのドラッグやコピー&ペーストは不要である。

3. デザインが整う
見やすい縞模様のデザインが自動で適用される。これは視認性を高め、データの入力ミスを防ぐ効果もある。
4. 並べ替えや絞り込みが楽になる
各見出しに**フィルターボタンが自動で付く。これにより、データの並べ替えや必要なデータの絞り込みが格段に楽になる。
これらの機能は、AIがデータを理解する上での「一貫性」と「構造」を自動で整えてくれることに繋がる。普段からテーブル機能を使う習慣を身につけて、AIにも人にも優しいデータ作成を目指そう。
お作法7選、いかがだったでしょうか?ちょっとしたコミュニケーションの工夫で意思疎通がうまくいくのは人間もAIも同じです。AIをよきパートナーとするために一緒にがんばっていきましょう!