AIにExcelのデータを適切に読み込ませ、意図した分析や処理をさせるためには、データの構造と一貫性を整えることが非常に重要だ。データ分析に適した「お作法」として、とくに気を付けるべきポイントを今週から取り上げたい。
AIは、人間のように曖昧な文脈を読み取るのが苦手である。そのため、データはワークシートの左上隅(A1セル)から開始し、余計な空白行や空白列を含めないことが重要である。
わたしたちが普段Excelを使うとき、タイトルを見やすくするためにA1セルを空けたり、行の途中に集計行を入れたりしがちだ。しかし、これではAIが「どこからどこまでがデータなのか」を正確に認識できないのだ。

AIに好かれるデータとは、一貫性のあるきれいなデータである。データ範囲の周囲に空白や装飾が入っていると、AIはそれを「データではない」と判断し、分析対象から外してしまう可能性がある。
これからAIにデータを読み込ませようと考えている読者は、データ分析のための基本のキとして、まずは「A1セルからデータを開始する」ことを習慣にしたい。これはAI活用だけでなく、将来の自分や他の人が見ても分かりやすく、ミスの少ないデータを作るための基本的なルールでもあるのだ。