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Office基礎242【AI&Excel】 ファイル形式とその他のお作法18

表示形式と実データを一致させる

Excelで表を作成する際、見た目を良くするために「表示形式」を活用している読者も多いのではないだろうか。たとえば、小数点以下を非表示にして整数に見せたりする便利な機能だ。

 

しかし、AIにデータを読み込ませる際には、この機能が思わぬ落とし穴になることがある。なぜなら、AIが読み取るのは画面に見えている数値ではなく、セルに保持されている「実際のデータ(実データ)」だからだ。

 

たとえば、セルに「10.4」と入力し、表示形式で小数点以下を非表示にして画面上は「10」と見せていたとする。このデータをAIに分析させると、AIは「10」ではなく「10.4」として計算してしまう。その結果、人間が期待する答えとAIが導き出した答えにズレが生じ、AIが正しく機能していないと誤解する原因となるのだ。

 

AIの力を正しく引き出すためには、表示形式に頼りすぎないことが重要である。もし数値を丸める必要があるのなら、ROUND関数などを使って実データそのものを処理しておくことが望ましい。

 

AIはごまかしがきかない。見かけだけでなく、中身のデータも正確に整えることを習慣にしていきたい。