Cafe HOUKOKU-DOH

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HD創業日誌

成長の源泉

今週は、店主にしてはめずらしく、本当に多くの方とお会いする機会に恵まれた一週間であった。企業内研修の講師のサポート役としてお手伝いしたこともあり、普段の日々からは想像もつかないほど多くの方々と接することになったのだ。

 

それに加えて、知人からのありがたいご紹介もあり、実に様々なバックグラウンドを持つ方々と対話を重ねることができた。普段は仕事部屋にこもってモニターと向き合う時間が長いフリーランスの身としては、少しばかり気疲れもしたが、たまにはこうした時間も悪くはない。

 

そんな賑やかな一週間を過ごす中で、気になることが浮かんだ。それは、人によって「自身の成長に対する意欲」に、結構な違いがあるということであった。

 

ステレオタイプな見方をすれば、若者は自己成長に強い関心を抱き、スポンジのように知識を吸収しようとする。そして年齢と経験を重ね、ある程度のスキルや知識を身につけると、次第にその欲求は落ち着き、成長への関心が薄れていく、そんなイメージがある。

 

しかし、店主が数多くの方々と接して気になったのは、成長に対する欲求というものは、年齢や職位、経験の有無といった外形的な要因とは関係ないように見えたのだ。

 

長年ビジネスの第一線で活躍されてきた経験豊富なベテランであっても、目を輝かせて新しいことに興味を持ち、面白がって取り組んだり試したりする方がいる。ご本人は「自分を成長させたい」などと肩肘を張っているわけではないのだろうが、その自然体な挑戦が、結果としてさらなる成長へと繋がっている感じがする。

 

一方で、新たな刺激や変化にほとんど関心を示さず、ただ淡々と日々の業務をこなしているように見受けられる方もいるのである。  この違いを生み出している「成長の源泉」とは、一体何なのだろうか。

 

 

成長のメカニズムは様々な要素が複雑に絡み合っていると言われるが、今回あらためて強く感じたのは、「内なる原動力」の違いである。

 

つまり、心の奥底から湧き上がるエネルギー、すなわち「知的好奇心や探求心」の有無なのだと思うのである。  「もっと知りたい」「あれをやってみたい」という、損得勘定抜きの純粋な欲求。

 

それはまるで、小さな子どもが新しい言葉を一つひとつ覚えていく時の、あのキラキラとした知的好奇心と同じである。この純粋な心が、新しい世界を生み出すための最初のステップとなるのではないだろうか。

 

この心を持つ人は、年齢に関係なく、面白そうなことに首を突っ込み、チャレンジしていく。そしてそれが結果として成長に繋がっていくのである。

 

とくに年齢が上になればなるほど、この好奇心のエンジンの有無が、人によって大きな差となって表れるのだろうと、少しばかりの自省も込めて感じた次第である。

 

そしてもう一つ、仕事を通じた成長において欠かせないのが「目的意識や使命感」であろう。

 

「こんな自分になりたい」「誰かの役に立ちたい」という、未来に向けた前向きなベクトルである。自分なりの意味や明確な目的を見出している人は、どれほど困難な道のりであっても、歩みを止めることはない。その粘り強いチャレンジの連続が、結果として人を確実に成長させていくのだ。  

 

結局のところ、人の成長を根本から支えているのは、外部から与えられた環境や制度以上に、己の内側から湧き出る知的好奇心と目的意識なのであろう。

 

歳を重ねてもなお、新しい知識を渇望し、未知の領域に軽やかに挑む姿は、実年齢にかかわらず驚くほど若々しい。店主自身も、これからもこの知的好奇心や目的意識をいつまでも大事にし、年齢を重ねても若々しい心を持って日々の仕事や生活と向き合っていきたいと、思ったのであった。