他人が作ったシートなどを活用するとき、計算式が入力されていると、その内容を確認してシートに組み込まれている計算ロジックを確認する必要に迫られることがある。自分が作ったシートでも、意図した計算結果にならない場合も同様である。
こんな場合に便利なのがワンアクションでセルを入力モードにしてくれる「F2」キーである。
Excelでは計算式を組み込んでいる場合、セルには計算結果のみが表示される。計算式を確認するには、セルをアクティブにすることで、リボン下部にある数式バーに計算式が表示される。
しかし数式バーでは、計算式に組み込まれているセルの番地を見ながら、実際のセルの場所を確認することになり、視線が数式バーとシート上のセルを往復することになり、効率が悪い。
数式が入力されているセルをアクティブにしてさらに「F2」キーで入力モードにすると、参照しているセルと数式内の該当するセル番地が同じ色でハイライトされ、対応がひと目でわかるようになるのだ。
シート上のさまざまな場所に変数入力セルを配置して、シミュレーションを行うような計算式を入力した場合には、この機能は絶大な威力を発揮する。ぜひ覚えておきたい。