Cafe HOUKOKU-DOH

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人事屋修行記

方告堂店主がどのように人事屋としてのキャリアを積み重ねてきたか、日経新聞の「私の履歴書」風にご紹介していきます。 これから人事のキャリアを積み重ねていこうという方にはキャリア検討の参考に、就活している学生さんには、こんな仕事もあるのだという仕事研究に、そして経営者の方には、方告堂のレベル感を評価していただく(汗)、そんなカテゴリーです。 人事屋としてのキャリア30年を連載で振り返っていきたいと思います。 ■更新日:毎週月曜日

人事屋修行記(第54話)

システム立上げ 年明け1月からの新システムでの給与計算開始に向けて、1999年の年末年始は準備作業で大忙しです。12月は通常の業務においても年末調整やら創立記念式典などで大忙しのところに、上乗せで新システムの立上げですので、チームのメンバーもオー…

人事屋修行記(第53話)

勤怠システム 人事情報管理システムの統合作業もたいへんではありましたが、見方を変えてみれば、情報の箱を作って入れるだけ、あとは、検索の方法を若干工夫するくらいといえます。 また、この頃から管理するデータは、テキストファイルにダウンロードしてE…

人事屋修行記(第52話)

システム統合 格付け移行が固まると、次は旧3社のうちどの会社のシステムを使って人事情報の管理と給与計算をするかという話にフェーズが移りました。旧3社ともそれぞれ大型のオフコンで動くシステムを使っており、システムにはそれぞれ一長一短がありまし…

人事屋修行記(第51話)

格付け移行 合併2年目の1998年夏休み前、人事企画から資格と給与制度の規定など全体概要の説明がありました。おもに経営会議向けの資料をベースに新しい資格制度や給与制度の内容と現在の旧3社の従業員一人ひとりの格付けや給与を具体的にどのように移行す…

人事屋修行記(第50話)

人事情報システム統一チーム 1998年の春すぎになると、人事制度整合の概要がだんだんと伝わってくるようになりました。日程感としては、10月1日付で資格制度、賃金制度、12月に賞与、勤怠、そして翌年の年間評価から評価制度と昇格制度を順次整合し、新しい…

人事屋修行記(第49話)

抵抗勢力 合併からまる1年がたった1998年の5月、初めての大規模な規定の整合となる国外出張の規定案が人事企画からわれわれ工場人事に説明されました。規定というのは紙面では数ページですが、その規定どおりに事務作業をすすめていくには、たくさんのプロ…

人事屋修行記(第48話)

初後輩 会社に入って丸6年が経っていましたが、店主の下にはいっこうに後輩が入ってこなく、入社以来すっと新人の位置づけでやってきました。自分の担当業務はもちろんのこと、課内のこまごまとしたことや、ちから仕事、近所のへんなおじさんが食堂に迷い込…

人事屋修行記(第47話)

整合作業 合併というのは吸収合併でない限り、仕事のやり方や価値観、はたまた1枚の帳票にいたるまで仕事にまつわるすべてのものをどうするのか、決めていかなければなりません。その元となるのがルール、規定です。 当時、合併の整合作業における上位方針…

人事屋修行記(第46話)

ひとり2勤 合併の発表をして以降、店主の仕事は通常業務のほかに、合併の整合作業がプラスされました。すべての整合作業をイッキにすすめることはできないので、項目ごとに優先順位をつけ、まずは最低限あわせておかなければいけない部分を一緒にするという…

人事屋修行記(第45話)

業務集約 店主が宮城の工場に転勤してから合併まで約1年半の時間があるのですが、転勤してしばらくたつと周囲の主要メンバーの顔と名前も一致してきて、人数の多さにも慣れ多少余裕が出てきました。 当時は若くて勢いがあったせいか、とにかく日常の仕事の…

人事屋修行記(第44話)

ピンチ 合併直前の1996年12月、本社人事の先輩から電話が入りました。当時すでに仕事上のやり取りはひんぱんでしょっちゅう電話はかかってきていましたが、その日の電話は何か神妙な感じで始まりました。 「これから聞くことは絶対に口外しないこと。電話が…

人事屋修行記(第43話)

新会社誕生の日 1997年4月1日は、ホンダ系部品メーカーの3社が合併し、新会社がスタートした日でした。その日は、朝早くから会社に行き、新会社における第一回目の取締役会の準備です。 宮城の研修厚生センターの研修室にテーブルをロの字型に並べ、30数…

人事屋修行記(第42話)

合併 宮城の工場に転勤した翌年の1996年夏頃、社内の動きがなんだかあわただしくなってきました。新宿の本社から管理本部長や総務部長、人事企画部長なんかも頻繁に出張してくるようになりました。 合併半年前の秋ごろに、正式な合併の発表として、役員から…

人事屋修行記(第41話)

夏祭り 宮城工場のある街における店主の勤めていた会社の位置づけというのは、実に大きな存在でした。店主のいた工場の代表電話番号が「63‐1111」なのに、市役所の代表番号が「63‐2111」だったり、毎年市長の方から会社にあいさつにくるといった感じでした。…

人事屋修行記(第40話)

最適解 転勤後の担当は、ほとんど今までと変わらず、給与計算が主担当業務でした。勤怠は人数も多いということで、宮城地区の各拠点ごとに担当者がいて、店主としては川崎工場時代にくらべてその部分は減ったのですが、代わりに製造派遣社員の管理を担当する…

人事屋修行記(第39話)

転勤 当時は入社2年目の1993年2月に結婚して、寮を出て多摩川沿いの1LDKマンションを借りて住んでいました。カミさんは、新卒で入った証券会社を退職して川崎にきて、半年間失業保険をもらった後、生命保険会社で営業の仕事をしていました。 お互い仕事が…

人事屋修行記(第38話)

上司 店主が川崎工場の人事に配属になったときには、課長は新宿本社にいて兼務していて、川崎工場には係長がいました。この係長、店主が配属になって数ヶ月で会社を突然辞めてしまいました。 後任人事は、店主の教育係(今でいうとブラザーですね)が女性初…

人事屋修行記(第37話)

結婚式 川崎工場の人事には、8年上の男性の先輩がいました。店主と同じように文系の新卒定期採用で入社し、工場人事に配属され、一時期購買にローテーションしていましたが、ほとんど人事一筋でやってきていました。 工場ではその明るいキャラクターも手伝…

人事屋修行記(第36話)

新入社員 当時の仕事の区分として、高卒者の採用は、各工場人事の役割となっていました。新入社員で配属された直後から、都内西部と神奈川県内の高校をまわって、進路指導の先生に学生へ会社を紹介してもらうよう、あいさつとお願いをしてまわる、いわゆる「…

人事屋修行記(第35話)

課題対応 新しい給与計算システムの目玉は、今までまったく別々に運用されていた給与計算システムと人事情報管理システムが有機的にリンクして一体運用されるようになることでした。 給与計算システムは、25年以上前から稼動しているものでしたが、人事情報…

人事屋修行記(第34話)

チェック 給与計算システム更新のプロジェクトも大詰めを迎え、プログラムの試作品が納品されてきました。当時はシステム導入のプロセスに今のような、プロジェクトの評価フローを決めて、システマチックにやる方法はなく、あくまで各々のプロジェクトに参加…

人事屋修行記(第33話)

ローカルルール 人事情報システム更新のプロジェクトは、毎週水曜日のミーティングを中心に進んでいました。自分たちがやりたいことを出しつくし、システムに必要な機能を整理していくと、次にシステムで実現したい処理を、現状の業務の流れをベースに検討し…

人事屋修行記(第32話)

専門知識 人事情報システム更新のプロジェクトは、毎週水曜日に定例のミーティングを宮城の研修厚生センター2階の研修室で行っていました。店主と本社の先輩は川崎と本社から参加ですから、水曜日は朝7時過ぎの新幹線で移動します。9時過ぎに白石蔵王の駅…

人事屋修行記(第31話)

プロジェクト 店主が入社以来使っていた給与計算のシステムは、当時で導入してから25年くらい経ったもので、情報システムの担当者が専用のコマンドを駆使してオペレーションをする代物で、非常に使い勝手が悪いものでした。 さらにそれとは別に人事情報シス…

人事屋修行記(第30話)

面接 配属直後の工場人事での担当業務のひとつに面接がありました。新入社員に面接!って思うかも知れませんが、そこらへんが当時の会社のおおらかなところでもあり、任せて育てる雰囲気の職場でもありました。 実は面接のお相手は、契約社員。当時はバブル…

人事屋修行記(第29話)

現金支給 いまクライアントさんの1社では、クラウド型人事系システム更新のための準備を進めています。店主も何度か話を聴かせてもらいましたが、あらためて隔世の感がしています。 店主が給与計算の担当になった入社当時は、全社で従業員約2千人。神奈川…

人事屋修行記(第28話)

書類の見える化 店主が新卒で入社した会社は、退社時に机の上を片付けてきれいにして帰るルールになっています。(一部守られていない部門もありましたが…)新卒でその会社に入社したのであたり前になっていますが、他の会社から見るとずいぶん奇異に写るよ…

人事屋修行記(第27話)

人事の目的 人事に配属になって半年か一年くらいたったころ、ひとつのことに悩んでいました。仕事をしながら、いろいろな場面場面でさまざまな判断をしていくわけですが、よかれと思って判断したことがことごとく、上司の係長と食い違っているのでした。 当…

人事屋修行記(第26話)

OAカルク 店主が入社した当時は、パソコンなどはまだ使い勝手が悪く、アプリも出ておらず、マニアが自分でプログラムを組んで使う超玄人向けのものでした。 当然、日常の仕事はすべて手作業が基本です。社内向けの文書はもちろん、表計算も基本手で表を書い…

人事屋修行記(第25話)

飲み会つながり 川崎工場で事がいたフロアは、数棟ある建物のうち、敷地の真ん中に建っているビルの3階にありました。このビルは、1階が工機の試作現場、2階が電装課という燃料ポンプのモーターのコイルを作る巻線機などが入るラインの現場、4階が開発の…