IVY Note
ゼロハリバートン 1980年代の第二次アイビーブームの時代、イケてる職業であった「広告代理店」の営業マンの格好といえば、ネイビーブレザーにチャコールグレーのウールパンツ、BDシャツにレジメンタルタイというバリバリのアイビールックであった。 そして…
春コーデ 今週東京で桜が開花した。観測史上最早だそうである。いまから咲きはじめると、さすがに入学式まではもたない。これも温暖化の影響だろうか。 コーデの要諦として、季節の先取りがある。ちょうどよい気温より早めに次のシーズンのアイテムを取り入…
トートバック ここ最近、ビジネストートが幅を利かせてきている。もともとビジネスバックに不満を持っていた感度の高い人々が、適度なカッチリさを持った革製のトートバックに目を付けたのだ。 時代の流れも追い風だった。クールビズが浸透し、職場にはビジ…
コンバース 中学校になると運動部に入る連中が多くて、その流れでみんなスポーツメーカーのジョギングシューズを履いていた。これはこれでちょっとお兄さんぽくなっていいのだが、みんながそれを履いていると違ったものが欲しくなる。 オシャレでカッコウよ…
ネルシャツ そういえばこのアイテムについて、いままで語ってこなかったように思う。コーデの話しではよく登場するのだが、アイビーのメインアイテムとしては、そんなに存在感はないのかもしれない。 「ネルシャツ」とはフランネル生地でつくられたシャツの…
VANショップ 店主がアイビーの存在を知ったのは、中学2年のときであった。幼なじみの友人がグレーのダッフルコートを羽織ってさっそうとあらわれたのだ。 ドカジャンに作業ズボンといったヤンキースタイルの店主は、ものすごい衝撃を受けた。こんなカッコイ…
ブルーデニム 60年代のアイビーリーガーたちには、正式なアイテムとしてワードローブには入れてもらえなかったが、その後はしっかりと認められて市民権を得ているブルーデニム。 我々も幼いころからズボンといえば「ジーパン」がお決まりといったくらい、日…
カウチンセーター 10年に一度の寒波、などといわれると、聞いているだけで寒くなってくるが、今週は本当に寒かった。 自宅でエアコンをつけていても、手先やつま先が寒くて仕方がない。それだけでなく、身ごろまでもが寒い。 こうなってくると、いつものコッ…
ハンカチ ここのところメルカリでハンカチを買いあさっている。1週間で4枚も買った。以前にもこのBlogに書いたが、店主の生活にとってハンカチは欠かせないアイテムである。 blog.houkoku-doh.com ハンカチの生地にも種類があるが、このごろのお気に入りは…
Tシャツ ボタンダウンシャツの襟元からチラリと見える白いTシャツ。ドレスコード的にはTシャツは下着なので、ビジネスカジュアルなどではNGといわれることも多いが、ことIVY、それも50~60年代のコーデには欠かせない存在である。 このなんの変哲もない真…
スタジャン 年末にメルカリでスタジャンを購入した。これまで愛用していたスタジャンを買ったのが20代の頃なので、実に30年ぶりのあたらしいスタジャンである。 これまで愛用していたスタジャンは、袖口のリブの部分がほつれてきてしまい、修理する必要が出…
ブレザー アイビーのアイテムのなかでまっさきに挙げられる一着として、ブレザーを否定する人は少数派であろう。そのくらいブレザーはアイビーのマストアイテム中のアイテムである。 ブレザーの名前の由来というのも有名な話である。英国のボート部で活動し…
パーカー コットン生地の運動着でフードが付いているものを、むかしは「スエットパーカー」と呼んでいた。スエットとは、汗をよく吸収してくれるコットン生地の特性を表したもので、フードがない丸首の長袖シャツであるトレーナーをスエットシャツなどと言っ…
差し色 アイビーのベーシックアイテムのコーデは、アイテム数もそんなに多くはなく、奇抜なコーデを望まなければ、いつも同じようなコーデになってしまう。 とくにビジネスカジュアルなどの領域だと、アイテムのチョイスとコーデの幅が限られるので、いつも…
ヘビーデューティー アイビーアイテムというと、ブレザーなどに代表されるジャケットやフランネルのパンツなど、そもそも英国の大学などにゆかりのアイテムを米国アイビーリーグの学生たちが取り入れたものが多く、クラシックなものが多い。 そんなアイテム…
For the young and the young at heart わが国にIVYという形で、服装やファッションだけでなく、米国の価値観や文化をわかりやすく輸入してきたVAN。そのロゴマークには、"For the young and the young at heart"というキャッチフレーズが入っている。 直訳…
鞄 最近のお気に入りの鞄は、ビジネストートである。毎週おじゃまするクライアント2社は、思いっきりカジュアルなコーデで行くので、GREGORYの復刻版トートを背負っていくが、最近お付き合いがはじまったクライアントさんは、ドレスコードが襟付きシャツな…
万年筆 「アイビーたるもの、持ち物や小物、アクセサリーなどにもコダワリをもち、十分に吟味したお気に入りの一品を使わなければいけない」当時のアイビー教科書などには、このような訓示がいたるところに掲載され、店主らは若い時分から洗脳をされていた。…
オックスフォードクロス 最近はスーツどころかビジネスカジュアルも身にまとわなくなった店主であるが、過去からのストックとして、結構な枚数のシャツがワードローブにしまってある。 ひと口にシャツといってもそのバリエーションは豊富であり、街を歩いて…
A2フライトジャケット 朝昼の寒暖差がはげしいこの季節は、コーデにもおおいに迷う。10℃以上の気温差なので、朝早く家を出るときなど、朝と日中どちらにあわせるのかで、コーデがまったく変わってくる。 半袖のTシャツに裏起毛の厚手もパーカーなどは、結構…
ツイードジャケット 今週に入り、急に秋らしい気候になってきた。東京や横浜でも朝の最低気温が10℃を下回った。このくらいの気温になってくると、急にツイードが恋しくなってくる。 昨日は、朝からクライアント企業への企業型DC導入にあたって、顧問の税理士…
ダーティーバックス 秋といえば黄土色のスエード革で、トラッド臭がプンプンする外羽根式プレーントゥと同じディテールのカジュアルな靴の登場である。 その特徴は赤い赤煉瓦ソールと呼ばれる靴底にある。そもそもダーティバックス(dirty bucks)とは、「汚…
レタードカーディガン ショットランドクルーネックセーターとならんで、アイビー的ニットの双璧をなすのが、レタードカーディガンである。 名前のとおり腰のあたりにレター(ワッペン)が付いているのが特徴である。これはその起源が米国のアイビーリーグな…
I型スーツ 今週、社外監査役をつとめさせていただいている会社の株主総会があった。株主も来る可能性があるというので、これはスーツを着ていかねば、と思い、クローゼットから夏物のI型スーツを引っ張り出した。 夏物のトロピカルウール素材の上着は、し…
シェットランドクルーネックセーター アイビーアイテムのなかで、アイビー臭を漂わせるものはたくさんあるが、このシェットランドクルーネックセーターほど、アイビーっぽさを感じさせるアイテムはないと思う。 なんの変哲もない丸首のセーターなのだが、こ…
デザートブーツ 秋の風が吹くようになると、トップスだけでなく足元も履く靴のバリエーションが増えてくるのが楽しい。 スエード革の靴は、やはり夏には合わせにくく、この時期になってくるとどうも履きたくなるのだ。 この名前のデザートは「砂漠」の意味で…
秋コーデ(マウンテンパーカー) レイヤードが楽しみになる秋だけに、羽織りやすいアウターが使いやすい。また、秋は行楽にスポーツにと、屋外それも自然豊かな場所へ行く機会も増える。 そんなときに大活躍するアイビーの外せないアイテムが「マウンテンパ…
秋コーデ(ブルゾン) ブルゾンの2回目は、やはり秋といえば「バラクーダG9ジャケット」である。アイビーアイテムとしての薄手のブルゾンのド定番だ。 そのデザインを見ていただくとわかるように、超シンプルなシルエットとつくりである。なので、どんな年…
秋コーデ(ブルゾン) 夏の終わりから秋のはじめにかけての季節は、日中はまだまだ太陽も高く、結構な暑さである。秋をはじめに感じるのは、やはり朝晩の時間帯であり、この季節にはやはり1枚羽織れるものがあると便利である。 Tシャツやポロシャツの上に…
秋コーデ まだまだ猛暑の続く今年の夏ではあるが、お盆の時期になってくると、そろそろ秋物のことがアタマに浮かんでくる。 これだけ暑いと、アンダーウエアとしてのTシャツの上に、BDシャツなど羽織る気にもなれず、今年の夏は、ずっとTシャツ1枚で過ご…