Cafe HOUKOKU-DOH

~ホッとひと息的な読み物でブレイクするサイト~

IVY Note

IVYスタイルをこよなく愛する方告堂店主が、男性の服装術について綴っていきます。わが国における男性ファッションの歴史から、着こなしのルールやTPOにあわせたコーデまで、幅広く取り上げます。 企業において、スーツ一辺倒のドレスコードが見直され、ビジネスカジュアルにシフトしていく昨今、逆になにをどのように着ていいのかわからない、スーツのように毎日同じ服を着るわけにもいかず、悩んでしまう、など男性ビジネスパーソン必読です。 また女性の方には、女性ファッションとは違った切り口で積み上げられてきた男性の服装術を理解することで、服選びに悩んでいるパートナーにステキなアドバイスを差し上げたり、センスのいいプレゼントを選ぶ参考になればと考えております。 職場でのちょっとした雑談のネタになれば幸いです。 ■更新日:毎週金曜日

IVY Note No.121

スエットパーカー いまやストリート系のファッションには欠かせないアイテムとなった感のあるパーカーだが、元々はアイビーのアイテムとしてわが国に入ってきた。 米国東部の進学校であるアイビーリーグは、学業はもちろん、スポーツにも熱心に取り組む文武…

IVY Note No.120

デザートブーツ ようやく過ごしやすい季節となり、朝晩の寒暖差も出てきて、あさ外に出ると乾いて済んだ空気が心地よく感じられるようになってきた。 こんな空気が感じられると、急にスエードのアイテムが恋しくなってくる。ジャンパーはまだ早いので、そう…

IVY Note No.118

素材と織り アイビーのネバならぬでいうと、メンズのベルトについては、ウールのパンツには革のベルトをあわせることと、革製品を身に付ける際には、財布などの小物も含めて色調をあわせることくらいである。 まあ、ウールのパンツにわざわざリボンベルトを…

IVY Note No.117

コーデュロイスーツ ここ何年もVANの新品ウエアは買っていないのだが、メルマガだけは登録して送ってもらい読んでいる。それでも最近はもっぱらTシャツにデニムがユニフォームのようになっているので、まず触手を伸ばすことはない。 昨日、なにげなしにメル…

IVY Note No.116

ジャンパー もうそろそろ上着が欲しくなってもよさそうなものだが、今年はまだまだ上着どころではない。 よく洋服好きの人は、季節を先取りしてアイテムを取り入れてコーデする、といわれるが、そんな気には到底なれないほどの暑さである。 しかし、暑さ寒さ…

IVY Note No.115

ベーシックアイテム 世の中が成熟してきて大量生産、大量消費が見直されて久しい。とくに最近は、若い世代を中心に、価格に関わらず自身の気に入ったモノを手に入れて、永く使うといった価値観が増えてきているようだ。 洋服のジャンルで、この価値観を先取…

IVY Note No.114

ブリーフケース 会社員を辞めて久しいが、当時は店主もビジネスバックを毎日持ち歩いていた。中堅の域に入ったあたりで購入して使い倒していたのが、TUMIのブリーフケースだ。 かるくて頑丈なFXTバリスティックナイロンという独自開発した素材を使っていて、…

IVY Note No.113

鎌倉シャツ この数年、めっきりBDシャツを着る機会が減った。会社員時代はビジネスカジュアルの定番として、BDシャツは毎日カラーコーディネイトを楽しんでいたが、独立してからは、もっぱらTシャツ+ブルーデニムで気楽に仕事をさせていただいている。 な…

IVY Note No.112

トップスの丈 先日お直し屋さんの店頭で「Tシャツの丈詰めします!」という張り紙を見たのを思い出し、試しに1枚たのんでみた。 1年前にメルカリで購入した米国のオイルメーカーのTシャツなのだが、新品未使用3枚セットで7千5百円というリーズナブル…

IVY Note No.111

ソックス アイビーの定番ソックスといえば、カジュアル系ではまずクルーソックスがあげられる。ホワイトや生成りのコットンに2色くらいのラインの入ったオーソドックスなソックスである。 バリバリのアイビースタイルへのフィット感は高いのだが、最近店主…

IVY Note No.110

ビーンブーツ アイビーアイテムのうち、ヘビーデューティーアイビー、いわゆるヘビアイのアイテムは、ファッション性と機能性を両立したアイテムとして重宝する。そのなかでも梅雨の時期に便利づかいしたいのが、今日紹介する「ビーンブーツ」である。 もと…

IVY Note No.108

メルカリ ここのところめっきり新品の洋服をショップで買うことが少なくなった。新品を店で買うのは、Yシャツと下着と靴くらいである。 欲しいアイテムがない訳ではないが、ワードローブは年月を経て結構充実してきていることもあるし、最近はフリーランス…

IVY Note No.107

ポロシャツ 夏のニートな着こなしに役立つのがポロシャツ。BDシャツのようにTシャツや下着をなかに着なくても、素肌に直接着ることができる。 このポロシャツ、名前からすると英国由来の「ポロ」競技が発祥のような気がするが、実はもともとはテニスウエア…

IVY Note No.106

ニートネス(Neatness) アイビーの着こなしで重んじられてきた価値観に「ニートネス」がある。辞書的に直訳すると、「きちんとして気の利いた整えてある状態」、「きちんとして、整然としている特性」などとなるが、アイビー的には清潔感に裏付けられたこざ…

IVY Note No.105

NIPPON MADE 先日お気に入りのオニツカタイガーのスニーカーを更新するために、同じものを買ってきた。ちょうど横浜に引っ越してきた直後に購入したので丸4年履いている。 当初、アディダスのカントリーが欲しくて探してたのだが、オニツカタイガーのNIPPON…

IVY Note No.103

マイスタイル 洋服好きやファッショナブルな人、オシャレな人というと、たくさんのアイテムをワードロープにストックしていて、いつも違ったアイテムや着こなしをしている人をイメージするが読者のみなさんはいかがだろうか。 オシャレの定義は人さまざまで…

IVY Note No.102

トップサイダー 梅雨入りが近くなるこの時期になると、デッキシューズが重宝する。生活臭のある話で恐縮だが、自宅で仕事をする機会が増えた昨今、家の中では靴下を履くことはほぼなく、ちょっとした外出の際に、わざわざそれだけのために靴下を履くことなく…

IVY Note No.101

ペンケース 店主は仕事用にペンケースを持ち歩いている。メインのペンケースは、ブルックリンミュージアムのファスナー付のペンケースで2代目だ。 ノートに手書きが心地いいので、メインのペンケースには万年筆、ボールペン、シャープペンのほか、使う頻度…

IVY Note No.100

着込んだ服 アイビーが店主のライフスタイルにフィットするひとつのポイントとして、新品のプレスの効いたアイテムだけではなく、長年にわたって愛用し続け、年季の入ったモノも、それなりに味が出てきてイイ感じになるところがある。 コットン素材のアイテ…

IVY Note No.99

スーツのポケット アイビーやトラッドでのスーツやジャケットの着こなしのルールとして、上着のポケットにはモノはなにも入れない、というものがある。モノを入れるとせっかくのジャケットのシルエットがくずれてしまうからである。 いわんやパンツのポケッ…

IVY Note No.98

フーデッドスエットパーカー 自宅での仕事や、クルマでの移動が増えたこともあり、この1年間でフーデッドスエットパーカーを5着ほど購入した。Tシャツにさっと羽織るのにとても重宝するし、アイビーアイテムとの相性がとてもよく、レイヤードに向いている…

IVY Note No.97

赤のブレザー 店主のワードロープのなかでもっとも稼働率が低いアイテムのひとつに赤いブレザーがある。平均的には数年に1回くらいの頻度でしか、袖を通すことはない。礼服よりもクローゼットのなかにぶら下がっている。 いま思い出せるのは、10年ほど前に…

IVY Note No.96

サドルシューズ アイビーアイテムとしてのシューズは、ラインナップが多い。ざっと数えただけでもビジネス系とカジュアル系あわせて30~40種類くらいは簡単に数えることができる。 そんなバラエティーに富んだシューズのなかで、むかしからいちばん気になる…

IVY Note No.95

ゼロハリバートン 1980年代の第二次アイビーブームの時代、イケてる職業であった「広告代理店」の営業マンの格好といえば、ネイビーブレザーにチャコールグレーのウールパンツ、BDシャツにレジメンタルタイというバリバリのアイビールックであった。 そして…

IVY Note No.94

春コーデ 今週東京で桜が開花した。観測史上最早だそうである。いまから咲きはじめると、さすがに入学式まではもたない。これも温暖化の影響だろうか。 コーデの要諦として、季節の先取りがある。ちょうどよい気温より早めに次のシーズンのアイテムを取り入…

IVY Note No.93

トートバック ここ最近、ビジネストートが幅を利かせてきている。もともとビジネスバックに不満を持っていた感度の高い人々が、適度なカッチリさを持った革製のトートバックに目を付けたのだ。 時代の流れも追い風だった。クールビズが浸透し、職場にはビジ…

IVY Note No.92

コンバース 中学校になると運動部に入る連中が多くて、その流れでみんなスポーツメーカーのジョギングシューズを履いていた。これはこれでちょっとお兄さんぽくなっていいのだが、みんながそれを履いていると違ったものが欲しくなる。 オシャレでカッコウよ…

IVY Note No.91

ネルシャツ そういえばこのアイテムについて、いままで語ってこなかったように思う。コーデの話しではよく登場するのだが、アイビーのメインアイテムとしては、そんなに存在感はないのかもしれない。 「ネルシャツ」とはフランネル生地でつくられたシャツの…

IVY Note No.90

VANショップ 店主がアイビーの存在を知ったのは、中学2年のときであった。幼なじみの友人がグレーのダッフルコートを羽織ってさっそうとあらわれたのだ。 ドカジャンに作業ズボンといったヤンキースタイルの店主は、ものすごい衝撃を受けた。こんなカッコイ…

IVY Note No.89

ブルーデニム 60年代のアイビーリーガーたちには、正式なアイテムとしてワードローブには入れてもらえなかったが、その後はしっかりと認められて市民権を得ているブルーデニム。 我々も幼いころからズボンといえば「ジーパン」がお決まりといったくらい、日…