Cafe HOUKOKU-DOH

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IVY Note No.108

メルカリ

ここのところめっきり新品の洋服をショップで買うことが少なくなった。新品を店で買うのは、Yシャツと下着と靴くらいである。

 

欲しいアイテムがない訳ではないが、ワードローブは年月を経て結構充実してきていることもあるし、最近はフリーランスになったこともあり、仕事でももっぱらブルーデニムを履くので、それにあわせてTシャツやパーカーといったコーデばかり、という理由もある。

 

でも一番の理由はやはり、店主の欲しいアイテムを置いているショップがほとんどないということだ。

 

まあイマドキ、アイビーで重用されるアイテムを置いていては、商売にはならない。ショップをひらく家賃や光熱費などをペイできるほど需要はないのだ。

 

一方で昔と違うのは、ファッションや服装の好みというものの多様性が広がってきたということである。店主が若かりし頃など、雑誌の特集でコレ!と取り上げあげられると、猫も杓子もいっせいに飛びついたものである。それ以外の選択肢が世間に認められることはほとんどなかったといっていい。

 

しかし昨今は多様性の時代である。一定の流行はあるものの、それ以外の選択肢が否定されることは少なくなった。そしてそれらマイノリティの需要を陰で支えているのは、メルカリなどのフリマアプリの存在だ。

 

今回これまでのメルカリでの購買履歴を振り返ってみた。いまのアカウントで買い始めたのは、6年半前である。以降75回で78点のモノを購入した。

  • Tシャツ:25点
  • トレーナー・シャツ:9点
  • アウター(コート・ジャンパー):9点
  • パンツ:7点
  • ジャケット:3点
  • 小物(マフラー・ハンカチ)14点
  • その他洋服以外:11点

 

回数だけで見ても月に1回以上はなにかしら買っている計算になる。やはりメルカリには店主が欲しくなる、魅力的なアイテムがたくさん出回っているのだ。

 

この6年半を振り返ってみて、満足度が高かったのは、以下の3点だ。

 

マッキノウクルーザー(ウイルソン

 

ダッフルコート(グローバーオール)

 

スタジアムジャンパー(東洋エンタープライズ

 

日ごろからマメにチェックしていると、掘り出し物に出会うことができ、コスパよく手に入れることも可能だ。

 

それ以上にテクノロジー進化のおかげで、古着屋まわりに足を棒にすることなくお気に入りの一着にめぐり会えるのである。また、不要になったものが、あらたな持ち主の元に引き取られることで、一軍のラインアップに復活するのである。これぞ究極のエコである。