ビーンブーツ
アイビーアイテムのうち、ヘビーデューティーアイビー、いわゆるヘビアイのアイテムは、ファッション性と機能性を両立したアイテムとして重宝する。そのなかでも梅雨の時期に便利づかいしたいのが、今日紹介する「ビーンブーツ」である。
もともとはハンティングシューズとして世の中に出た。しかしその機能性とともにトラディッショナルなデザインと、レットウイングのブーツ同様、ソールの交換や修理が可能という、アフターサービスが受け入れられ、一部でいまだ根強い人気を保っている。
ビーンブーツという名称からわかるとおり、米国発祥のアウトドアブランドの老舗であるエル・エル・ビーンの創業者が考案した。レオン・レオンウッド・ビーンは趣味のハンティングにおいて、森や湿地に入ることが多く、革製のブーツに代えてゴム製のボディを用いることを考えついた。
革製のブーツのボディをゴム製に代えようと考えたため、この革とゴムのコンビという特徴的なデザインとなったのだ。ゴムで防水性を高めつつ、ハイカット部分が革のため柔軟性とブーツ内のムレをおさえてくれる。
ホンモノ志向で行くのであれば、当然はブーツタイプとなるのだが、これはコーデのハードルが結構高い。タウンユースで梅雨時に履くのであれば、ローカットのラバーモカシンがおススメである。
このタイプであれば、アイビースタイルはもちろん、アメカジアイテムとの相性は抜群だ。それでいて、雨の日でも靴のなかへの水の侵入を防いでくれるのだ。
そろそろ梅雨も末期ではあるが、雨降りが待ちどおしくなること請け合いの一足である。