クレカポイント
年度末で有効期限が切れるクレジットカードのポイントの通知メールがきた。店主はかれこれ15年くらい前から、クレジットカードを育てる意味で、家族で使うカードを1つに決めて使ってきた。
当然、使った分だけポイントがたまるわけだが、そんなに気にしていなかったので、数年に1度のタイミングで付与から3年目の年度末で有効期限が切れて消滅するので、プレゼントや商品券と交換していた。
今回もカミさんに相談すると、モノはいらなので商品券に交換してとお願いされた。手続きをしながらメニューをながめていると、商品券にも金額が5千円から2万5千円まで数種類設定されていて、なにげなく交換レートを計算してみた。
当然、金額が高い商品券の方がいいのだが、ポイントあたり2円近く違っていた。そのうちポイント自体の還元率が気になりだし、計算してみると0.495%だった。
ここ3年間でたまったポイントが1万3千ポイントで、千円の利用で1ポイント付与されるので、1千3百万円カードを利用した計算である。その結果としてのポイントが0.5%を下回るとは!あらためて計算してみてビックリしてしまった。
楽天カード
クレカの比較サイトをながめてみると、ポイント還元率No.1は「楽天カード」であった。ベースの還元率が1%で、楽天関連のショッピングではさらに上乗せがある。
楽天西友ネットスーパーに使っていたセゾンカードのポイントと割引サービスが資本関係の理由で2月に終了したので、年会費もかからないことから、たまたまネットスーパー用に楽天カードを作っていたのだ。
店主がこれまで使っていたカードは、メガバンク系のカード会社のモノだったが、あまりのポイント還元率の悪さにガッカリし、家の費用決裁はすべて楽天カードに変更することにした。これで最低でも還元率はいまの倍になる。
電気、水道、新聞、保険、電話、有線テレビ、NHKなど、定期的な支払いはすべてカードを変更した。さらにアップルペイへ楽天カードを登録し、QUIC Payでも使えるようにした。あとはETCカードをつくってしまえば、従来のカードを利用することはなくなる。
PayPayカード
QRコード決済アプリはPayPayを使っているが、アプリに紐づけるカードも変えることにした。こちらはさらにPayPayカードができたので、年会費無料のこのカードを作って「PayPay後払い」にすると、ポイント還元率がキャンペーンながら+2.5%上乗せになる。
PayPayカードはつくり方もすすんでいた。クレジットカードをつくるには、楽天カードでもWebでは完結せず、最終的には、実物のカードが自宅に送られてきて、それを受け取って使いはじめることができる。
しかし今回は、Webでの入力、申請の1分後には、審査完了のメールが届いて、利用者サイトからカード番号などカード利用登録に必要な情報を確認することができ、アプリとの紐づけも完了なのである。
まあこれまでのアプリの利用実績という信用情報をもっているから、審査即OKとなるのであろうが、このスピード感はほかのカードにはまねのできない芸当である。顧客の利用履歴というデータをもつ企業が競争優位に立つのが実感できた。
これで日常生活でのキャッシュレス決裁ツールの整理はひと段落である。