レギュレーション
洋服、とくにかしこまったシーンでの着こなしのルールがわが国の男性に浸透していったのは、やはりアイビーを米国を輸入してきたVANの影響が大きいと思う。アイビー初期の「ねばならぬ」式のルールは、そういった意味で「型」を学ぶにはいい仕組みであった。
いまも服装に目覚めた時期にアイビーやトラッドに触れた世代を中心に、着こなしのルールやマナーとして語り継がれている服装のレギュレーションについて、見ていきたい。
メタル
アクセサリーや時計のベルト、ベルトのバックル、その他文具などの持ち物にメタルが使われている場合、ゴールドならゴールドで、シルバーならシルバーに統一すべし、というルールがある。
たしかにコーデは決まっているのに、アクセサリーや持ち物などのそのほかの目に見える小物がバラバラでは、なんとなくチグハグ感があるものである。ここらへんにも気をつかっていきたいものだ。
革
革製品にも同じことがいえる。ベルト、靴、カバン、手帳、財布や手袋など、革製の小物やアクセサリーを身につけるときには、革の種類、少なくとも色はそろえたい。冬など手袋とカバン、そして革靴の色が違っていると、?といった感じにあるのはお判りいただけるであろう。
これらはメタルや革に限ったことではなく、アクセサリーや持ち物全般にいえることである。色や素材感を統一すると見た目にもスッキリするだけでなく、細かなところに気をつかっていると、気づいてくれる人は気づくのである。
これからアクセサリーや小物を買っていくときには、このようなことも頭においてチョイスしていくのもおもしろい。