職場のほかのメンバーがつくったExcelファイルを共有したり、流用したりということは、仕事を効率的にすすめる上では欠かせない。しかし、Excelの使い方やシートの作成にも人それぞれクセがある。
そのクセがメンバーの想定の範疇であればいいのだが、たまに想定を超える使い方をするメンバーのExcelファイルを使ったりすると、どのような設定をしているのかわからずフリーズしてしまうことがある。
たとえば、こんな経験はないだろうか？シートを開くとシートの左側の列が消えていてC列がいちばん左に表示されていて、アクティブセルを左に動かしてもアクティブセルの太枠が画面から消えてしまうのだ。
これは、アクティブセルを画面の右端まで移動すると、左側の列が画面の外にスクロールされて見えなくなってしまう。この状態で、表示されているいちばん左のセルをアクティブにして「ウインドウ枠の固定」や「先頭列の固定」をすると、画面の左側にかくれた列がそのまま固定されてしまうためだ。
ちなみに同じ理屈でシートの上の方の行がかくれて表示されないことも起きる。
あらためて表示させるには、「ウインドウ枠の固定」や「先頭列の固定」を解除するだけ。わかっていればなんのことはない。
突然この状況に遭遇すると、はじめての場合、一瞬なにが起こっているのかわからず、アタマが真っ白になってしまう。
なぜそうなったのか、を理解すると「なんだ」となる、簡単なことなのだ。こういったことは体験する前に知識として覚えておくのも、ムダな時間を使わずにすむので、ぜひアタマに入れておいて欲しい。
でも、なんでこういった使い方をするのか、いまだに理解に苦しむのである。
