【2023-1-24更新】週刊HD労働情報

【経団連】2023年版 経営労働政策特別委員会報告

経団連は１月17日、春闘における経営側の指針となる「2023年版 経営労働政策特別委員会報告」を発表した。物価上昇に対するベアが世の中で議論されており、自社での物価上昇に対するスタンスを検討するには参考となる資料である。報告書は（一社）経団連事業サービスにおいて一般向けにも販売しているので、興味のある読者は確認して欲しい。

＜目次＞

はじめに

第Ⅰ部　雇用・人事労務管理に関する諸課題

1. エンゲージメントと労働生産性の向上に資する働き方改革
2. DE＆I (Diversity, Equity & Inclusion) の浸透
3. 円滑な労働移動
4. 地方経済の活性化
5. 最低賃金

第Ⅱ部　2023年春季労使交渉・協議における経営側の基本スタンス

1. わが国企業を取り巻く経営環境
2. 連合「2023春季生活闘争方針」への見解
3. 経営側の基本姿勢

www.keidanren-jigyoservice.or.jp

【企業】JR東日本初任給引上げ

JR東日本は１月18日、新卒初任給の引上げとウェルカムバック採用の開始を発表した。概要は以下のとおり。

• これからのＪＲ東日本の成長を担う人材を確保し、働きがいを高めていく観点から、2023年4月1日からの新卒初任給を8,000円（最大5％）引き上げる
• これまでにＪＲ東日本の社員として働いたことがあり、自己都合により退職した方を対象とした「ウェルカムバック採用」を新たに開始する
• 「中途採用」の名称を「経験者採用」に統一し、通年入社を拡充する

https://www.jreast.co.jp/press/2022/20230118_ho02.pdf

【セミナー】LGBTQ+の基礎知識とSOGIハラ防止対策講座

神奈川県労働福祉協会は、２月16日に「LGBTQ+の基礎知識と事例で学ぶ!SOGIハラ防止対策講座」をオンラインで開催する。「パワハラ防止法」指針においては、SOGIハラスメントやアウティングもパワハラである事が明示され、企業は適切な対応や必要な体制の整備が求められている。SOGI･LGBTQ+に関する日常的な職場環境や法令指針等の内容をしっかりと把握し、判例事例に基づく正しい理解と取組みが求められる。受講料は４千円。オンデマンド配信あり。

www.zai-roudoufukushi-kanagawa.or.jp