【厚労省】令和５年度最低賃金の改定
厚労省は令和５年度の地域別最低賃金改定状況を公表した。10月から全都道府県で改定される。全国加重平均額は961円から4.5%引き上げられ1,004円となり、はじめて千円台となった。もっとも金額が高いのは東京都の1,113円、上昇率のトップは佐賀県で5.5%だった。
【企業】卵子凍結への補助制度を導入
パナソニックコネクトは９月15日、卵子凍結への費用補助を10月より福利厚生制度として導入すると公表した。卵子凍結管理サービス企業と提携をする他、採卵・凍結費用を34歳以下の女性社員を対象に、40万円を上限に補助する。また、卵子凍結に関する理解を深耕させられるよう、社員向けのセミナーを実施し、ヘルスリテラシーの向上を図る。女性社員一人ひとりが、自分自身の成功・働きがいの実現に向けた、自律的なライフプランを設計できるよう、選択肢の一つとして卵子凍結をサポートするとしている。
【調査】アルムナイネットワーク構築が採用などと相関が高い
リクルートは９月20日、人材マネジメントをテーマとしたアンケート調査を実施し結果を公表した。企業におけるアルムナイ（カムバック採用／退職者コミュニティ）の現状と採用や従業員エンゲージメントとの関係などを分析、解説している。概要は以下のとおり。
- アルムナイネットワークを通じた採用を行っている企業は１割強
- アルムナイネットワークを通じた採用を行っている企業ほど、採用がうまくいっている傾向にある
- 実際に、出戻り社員の受け入れを行っている企業は半数以上
- アルムナイネットワークの構築に取り組んでいる企業は約３割
- アルムナイネットワークを構築している企業も採用がうまくいっている傾向にある
- アルムナイネットワークを構築している企業は、従業員エンゲージメントが高い傾向にある
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20230920_hr_01.pdf
【セミナー】「社会保険入門講座」
神奈川県労働福祉協会は「よく分かる基本のしくみと実務！社会保険入門講座」をライブとZoomで同時開催する。初めて保険事務を担当する方、社会保険の基本を学びたい方を主な対象とした入門講座。社会保険担当者が、備えておくべき社会保険の実務の基本的な知識について、特に重要な部分を抽出して整理し分かり易く解説する。開催は、10月19日10:00～17:00の６時間。 受講料は12,000円。なおオンデマンド配信はないので注意のこと。
www.zai-roudoufukushi-kanagawa.or.jp
【セミナー】介護と仕事の両立推進シンポジウム
東京都は「介護と仕事の両立」をテーマに、経営者、人事労務担当者向けのシンポジウムをオンライン開催する。基調講演では仕事と介護の両立において、仕事と子育ての両立支援との違いを踏まえて、企業に求められる取組や社員・企業が身に付けておくべき知識などを講演するとともに、企業による取り組み事例などの発表を予定している。開催日時は11月２日13:30～16:30、オンラインで開催し２週間程度のオンデマンド配信も予定。定員は200名で参加費は無料。
