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仕事のすすめ方 No.6

1-5.経営計画・部門計画を理解する

会社は事業を営むにあたり、経営計画を立ててその計画にしたがって運営されます。株式を市場に公開している会社(たとえば東証プライム上場)などは、会社に資本金を出資してくれている株主に対し、経営計画を示すよう義務付けられていますし、むしろ投資家から支持され企業価値があがる(自社の株を買ってもらえる)ように、経営計画をホームページに載せたり説明会などを開催し、わかりやすく積極的に説明しています。

 

社外にさえそれだけの労力を使って説明している経営計画です。それを実行する立場であるみなさんはしっかりと理解し、会社全体がこれからなにをやってどのような姿を目指すのか、それらと自分の仕事はどのように結びつくのかを理解する必要があります。

 

全社経営計画と自分の仕事がどのように結びついているのかを、より具体的に理解するには、さらに下位組織の部門計画を一緒に理解する必要があります。部門計画は会社によって、その組織階層分だけ存在するのが一般的です。

 

管理本部-人事部-人事課といった組織階層になっていれば、管理本部、人事部、人事課と3つの部門計画があり、それぞれひとつ上位の組織の施策が下位組織の目的になっています。

 

これを施策の連鎖といい、この連鎖がきちんとしていると、会社にあるすべての課の目標が達成されることで、経営計画も達成されるという関係になります。

 

<目標の連鎖>

 

この一連の計画をアタマに入れることで、自分の所属する課や部の方針や施策が経営計画とどのようにかかわっていて、その中で自分自身が担っている役割や仕事が会社運営のどこに位置づけられるのかを理解することができ、日々の仕事の意味を理解することができます。