2-4.管理項目
仕事というのは定常業務、非定常業務を問わずなんらかの基準が必要です。仕事が計画どおりの品質になっているか、納期どおりにすすんでいるか、想定していた効果が出ているかなど、仕事が計画どおりまたは目的どおりにすすんでいるかをはかるためのものさしが必要となります。このものさしを「管理項目」といいます。管理項目には次の２種類があります。
①結果系管理項目：目標の達成度をはかる項目
②要因系管理項目：施策（プロセス）の進捗度や効果をはかる項目
たとえば、「生活習慣病にならないように気をつけて、健康に生活しよう」という目標を立てるとします。生活習慣病にならないように気をつける数値は、体重や、血圧、血糖値などがあり、それらが定められた基準値の範囲にあることが健康度をあらわし、それが目標になります。
一方健康度を保つためには、日々の生活の中で食事や運動、休養や嗜好品などを適切にコントロールする必要があり、これらが施策となります。
この目標として設定する項目は、施策を総合的に行った結果があらわれるので「結果系管理項目」といい、各施策ごとに設定する数値は結果に対する要因として分解されるので、「要因系管理項目」と呼びます。
目標という実現したいこととそれを実現するための施策をきちんと整理し、なにに対する管理項目なのかを意識して設定することが大切です。
