パートナー
昨日はビジネスランチに行ってきた。お相手は昨年、会社員時代の元部下から紹介された知人が主催する食事会で知り合った生保の営業パーソンである。
その方とは2回目のビジネスランチである。年が明けたので情報交換しないかと、お誘いを受けた。
ランチを共にしながらお互いの近況報告などをざっくばらんにおこなった。最近はさまざまな働き方があるので、夜のアルコールが入った会食より、ビジネスランチが増えてきている。
とくに子育て世代の方や、遠距離通勤の方などからは好評である。店主もアルコールは大好きではあるものの、結果飲み過ぎることが多く、肝心のビジネスの話題などを深く話すことがおろそかになってしまう。また、早寝早起きの生活リズムを考えてもありがたい。
彼からはご自身の営業方針や戦略について、お話を聞かせていただいた。単に保険を売るのではなく、中小企業の経営者に対し、その会社が抱えている課題について、解決のお手伝いをしていきたい、という。
その課題解決の中で、ヒトや組織の課題があった場合、一緒に入って手伝って欲しいという内容であった。
この考え方は店主が以前から一貫して持っている「ビジネスとは顧客の課題解決のお手伝いをすること」とまさに一緒でありとても共感できるものであった。
もちろん二つ返事で「ぜひ手伝わせて欲しい」旨をお伝えした。
店主はビジネスに対するスタンス、要するにそのビジネスパーソンの理念がとても大切だと考えている。ここの部分が合わない会社やビジネスパーソンとは、いくら儲かる仕事であっても引き受けないことにしている。
なぜなら「楽しくない」のである。せっかく時間や労力をかけてやった仕事が、結果的に顧客の役に立たないものになってしまうからだ。
ビジネスの目的が「顧客の役に立つ」のではなく、「目の前のモノやサービスを売ること」になってしまっているケースは多い。確かに目標やノルマといったものに追われ、毎日忙しく働いていると、つい本質を見失ってしまう。
しかし一所懸命やった仕事の結果が、顧客の役にたつものでなければ、そのビジネスは長続きしないのである。顧客は価値を感じることがなく、その対価の支払いをやめてしまう、というシンプルだけど、本質的であたり前のことなのである。
そして「人の役に立つ」ことがないので、こちらも楽しくないのである。人生の多くの時間を費やす仕事である。仕事が楽しくなければ、結果人生も楽しいものにはならない。
今年は志を同じにするこのパートナーと楽しい仕事をたくさんやって行きたいと思う。