Cafe HOUKOKU-DOH

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IVYおじさんの創業日誌

今週は仕事以外の用事でずいぶんと時間をとられた。自分ひとりで仕事をやっているおかげで、時間を自由にやりくりできたので助かったが、会社員時代には考えられないことである。これが多様な働き方という効能のひとつなのであろう。

 

ネットで修理予約

今週は自宅の給湯器、エコキュートの故障からはじまった。エラーメッセージが出て、お湯が出ないのである。エコキュートとは深夜電力を活用して、電力需要の少ない夜間の時間帯にお湯を電気で温めてためておき、使うという仕組みだ。

 

借家なので、まず大家さんに連絡し修理の了解を取付け、修理業者にお願いしてきてもらった。結果耐用年数を過ぎているので、あっさり交換という話に。そこまではよかったのだが、昨今の半導体供給不足で早くて来週、悪くすると月末頃の交換になるという。

 

この梅雨の時期に風呂やシャワーが1ヶ月近くも使えないというのは、かなりキツイ。そこで、メーカーに修理依頼をかけて、とりあえず交換までの間だけでも直して使えないか、ということに。

 

メーカーに電話をすると、案の定050でスタートし、ナビダイヤルで要件ごとに振り分けられたのだが、結果ネットで受け付けできるので、急ぎの人はネットにと誘導された。まあ10年前のトリセツにある電話番号にかけたので、その後ネット主体になったと好意的に解釈し、気を取り直してネットで修理予約をするとあっさり完了。

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月曜の予約で最短水曜日が対応可能であった。用事があったので結局金曜日の修理予約にしたが、ネットで訪問修理の予約まで完結とは正直驚いた。この手のネット対応って中途半端で結局最後は電話しないとダメってパターンが多かっただけに、着実な進化を感じた。

 

ワクチン接種予約

先週、横浜市民にもようやくコロナワクチンの接種券が届いた。店主は基礎疾患と仲良しなので、優先接種の対象ですぐに接種してくれるという。さっそく月曜9時の予約開始時間に合わせ、息子のハイスペックゲーミングPCと2台駆使して、カミさんと2人分の予約を取ることに。

 

横浜市の50代は約60万人、そのうち1/3が今回の予約スタートに殺到するとしても、20万人である。どうせ接続が集中して「混雑しているので後から」のメッセージが出るか砂時計、最悪サーバーダウンかもと期待せずにつなぎ始めた。

 

すると画面の様子がいつもと違う。進捗状況を示す横棒が少しずつ動き始め、画面下にはなにやらサーバーの処理状況を示すメッセージらしき文字や数字も表示され、1分強で接続完了。

 

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その後は接種番号と暗証番号の2つを入力するだけで、本人確認のメールが送られてきてあとはURLをクリックして会場と希望日時を選択するだけ。2回目の予約もデフォルトで3週間後の同時刻が予約されるようになっていて、都合の悪い人だけが後から修正する仕組みだった。

 

結局5分と経たないうちに予約が完了。なんと5日の月曜に予約して11日の日曜に第一回目の接種できるという。接種券の発送が遅かった分、システムのプログラムやハードの充実、予約や接種券の発送を年代ごとに分割するなど、一度に市民の動きが集中しないように段取りした横浜市の勝利といった感じであった。

 

納税証明

火曜日はクルマの車検でディーラーに。準備物リストがリマインドも兼ねて郵送されてきた。車検に必須の証明書について「要否については都道府県によ異なります」とある。神奈川県は自動車税の納付が完了しているかどうかが、システムで確認できるので納税証明書は不要なのである。

www.pref.kanagawa.jp

この民間企業であれば、あたり前レベルのサービス?というか仕組みにも、県税事務所と陸運事務所もここまで進んだかと感心を超えて、感動してしまった。

 

納税だって、郵送されてきた納税通知書のバーコードをスマホで読取って、Paypayで支払えば、わざわざ銀行に出向くこともなく、コンビニで現金を扱うこともなく、自宅の手元ですべて完結である。さらに期間限定ではあろうが税金納めてポイントまでついてくるのだ。

 

今週は着々と進むデジタル化に驚かされ、恩恵を被った一方で、便利な生活を提供してくれるハードが一旦壊れると、便利になった分だけ不便をすごく感じることとなった。これからのハードは、コマツの重機のようにIoTでネットにつなげて、故障が起きそうなときはあらかじめメンテや買い替えを提案してくれる時代が早く来るよう期待したい。