ワードローブチェックリスト
さて、8週間にわたってお送りしてきたワードローブチェックリストも今週で最後である。
ローファー
別段春の靴というわけでもないのだが、春物ワードロープで紹介したコーデとは基本的に相性がいい。
春を感じさせるアイテムのコットンを中心とした素材感やパステルカラーなどの淡い色合いに、スリッポンという重厚さやドレッシーさを感じさせないある意味での「軽さ」がマッチするのだ。
色も黒でもかまわないのだが、明るい茶色だとより一層軽さが際立ってくる。そういった意味合いでは、春のワードロープで紹介したアイテムやコーデのどれにも合うのである。
ローファーなど学生の履物などと遠ざけず、アイテムのひとつとして取り入れてみてはいかがだろうか。カジュアルウエアの着こなしの幅が広がってくること間違いなしである。
スニーカー
スニーカーもローファー同様、別に春の靴ということではないが、軽快感という意味で春物とは相性がいい。
コンバース オールスター
アイビー的アイテムとしてのスニーカーの定番ブランドや商品をご紹介したい。トップバッターとしては、コンバースのオールスターが上がるだろう。1足目のスニーカー入門版として、履いた経験がある読者も多いと思う。
バスケットシューズを主張するくるぶしを覆うハイカットと、ローカットがあるが、できれば両方のタイプをそろえて、コーデにあわせてチョイスしたい。
ハイカットはアイビーのキャンパスルックとは絶妙の相性である。細い短めのパンツとのフィット感はなんともいえず、シルエットそのものがアイビーである。
一方のローカットは、コーデの幅がとても広い万能選手である。パンツの太さや裾の長さ、素材や色などを選ばないし、ソックスの有無や色などとの組み合わせも楽しめる。ザ・スニーカーだ。
アディダス カントリー
ランニングシューズタイプの定番といえば、これだ。そのクラシカルなデザインと白地のボディに緑の三本ラインというシンプルさは、コーデの幅が広がる。また、ランニングシューズという性格から機能性も高く、とても履きやすい。
ブルーのデニムにもよく合うので、アイビー的雰囲気はまだちょっとハードルが高いといった読者にもおススメである。
コンバース ジャックパーセル
さわやかさという点では、スニーカーのなかではピカイチである。ゴムの部分まで含めて全体が真っ白なボディーにつま先の通称「青ひげ」と呼ばれる1本ラインが入っていてアクセントになっている。
このスニーカーは、つねに洗いざらしの白さとキャンバス地の少しよれた感じで履きたいものである。
コットンスーツ
クールビズが浸透し、春先から夏にかけてはノーネクタイがあたり前になってきた。そんな世の中だからこそ、あえてスーツにこだわってみるのもおもしろい。
そんなクールビズでのポイントは2つ。ひとつは上着をしっかり着ること。そして素材にこだわることである。
シャツは襟元がスッキリして見えるボタンダウンにするが、そでは半袖でいい。半袖のシャツは正式なビジネスシーンではNGといわれた時期もあったが、そもそもクールビズというあらたなドレスコードなのでまったく問題ない。
シャツを半袖にしつつ、あえて上着を羽織るのである。オフィス内では空調も効いており、また商談相手などと相対するときには、上着があった方が引き締まる。
あえてスーツをコットン素材にすることで、見た目もカジュアルな感じになる。色合いは紺もいいが、ベージュやカーキなどにするとより涼しげな印象になる。今シーズンは素材の広がりも検討してみたい。