LP完成
当店のランディングページが火曜日の夕方、完成し、正式リリースされた。ランディングページ(Landing Page)とは、検索結果や広告などを経由して最初にアクセスするページのことだ。顧客がページに着地する(land)イメージからネーミングされたらしい。一般にLPと略称で書かれる。
イマドキのWebマーケティングには欠かせないツールであるが、LPにも広義のものと、狭義の2種類がある。
広義のものは、先ほど説明したとおり、最初にアクセスするページのことを指し、一般的な企業のホームページを思い浮かべるといい。
一方で狭義のLPとは、顧客にこちらの意図するアクションを誘導することに特化した縦長のレイアウトのページのことを指す。
最近このような縦長で、どこにもリンクで飛んだりせず、1ページで完結するページを見たことがある読者も多いのではないだろうか。
ねらい
1ページで完結させるのは、当然ねらいがある。LPに飛んできた顧客に対し、商品やサービスを説明して、アクションをうながす必要がある。伝えるべき情報をこちらの意図する順番で伝えていくのである。
通常のHPだと、ファーストビューのヘッダーや左右に、分岐ページのボタンが表示され、来店者の知りたい情報にアクセスすることができる。
しかしそれだと、比較されたくない情報や結論だけ確認されて閲覧終了。それ以外にこちらがアピールしたい商品やサービスの優位性に関する情報まで見てくれないのである。
なのであえて1ページにして、その結果タテにとても長いページができあがるのだ。
内容も、上から順にスクロールして見ていくように、伝えたい情報をならべていく。ちょうど、PPTでプレゼンのときにストーリーを組み立てていくのと同じである。
ファーストビュー
そんなLPのなかでも、もっとも重要なのがファーストビューと呼ばれる、LPに飛んで最初に表示される領域である。
スマホやPCで知りたい情報を検索している人の大部分は、情報の多さに疲れており、ほとんど思考停止している状態といっていい。
そんな状態の来店者にアクションを起こしてもらうには、とにかくシンプルで直球勝負が必要なのだ。要するに画面を見て考えさせてはダメだということである。
ファーストビューで興味をもってもらえなければ、来店者はスクロールしてくれない。いくらページの後半にいいことが書いてあっても、読んでもらえることはほぼないのである。
リスティング広告
このLPに顧客を呼び込むツールがリスティング広告である。Googleの検索結果などで、オーガニックの検索結果の上部に2,3つと表示されるアレである。
リスティング広告の検索ワード、広告文も仮説を立てて、試行錯誤を繰り返し、コンバージョン率を引き上げ、広告を育てていくのである。
コンバージョン率(CV率)とは、リスティング広告からLPを訪れ、結果的に申し込みなどのアクションにつながった割合のことである。
LPのなかには、Googleから無償で提供されている分析ツール、Google Analyticsを使ってアクセス数やCV率などを分析できるよう、タグを生成して埋め込むのだ。
このリスティング広告の検索ワードと、検索結果に表示される広告文、そしてそこからリンクするLPと、メッセージの一貫性が必要となってくる。
優位性
このWebマーケティングツールのすぐれているポイントは、以下の2つだと考えている。
1つは、リスティング広告はクリック課金であり、広告費用がコントロールできるということである。最初に入金した金額がなくなりそうになるとアラートが出るので、使い過ぎることがない。
またクリックされなければ、費用は掛からないので、いろいろと試しながらスタートできるのだ。
2つ目は、その試すことで、広告とLPを最適化できるよう、検索ワードや広告文、そしてLPを自分で育てていくことができるのである。
この2点がそのほかの広告媒体と大きく異なるポイントであり、当店のビジネスにフィットしている部分だと思う。
今日はさっそくLPに埋め込んだタグのチェックからはじめて、リスティング広告を出稿してみたいと思う。その結果については、運用が安定してきたらこのページで報告していきたいと思う。