For the young and the young at heart
わが国にIVYという形で、服装やファッションだけでなく、米国の価値観や文化をわかりやすく輸入してきたVAN。そのロゴマークには、"For the young and the young at heart"というキャッチフレーズが入っている。
直訳すると、「若者と若々しい人のための」ということだが、この"the young at heart"が最近、とても気になる。
先日、クライアントさんと中長期のビジョンとそれを踏まえた人事方針などを半日ほどディスカッションしたのだが、その企業は年齢構成こそ1年目の新人から来年定年を迎える社員までいるのだが、社内の雰囲気は、とても活気があって若い。
その雰囲気を表現するのに思わず、"the young at heart"が出てしまったのだ。
当然VANとしては、若者限定の服というわけではなく、幅広い年齢層に着てほしいので、こういうキャッチフレーズになったのだと思うのだが、「若々しい人の服」とはなんと絶妙な表現だろうか。
50代も後半戦に入ると、いろいろといままで出来ていたことができなくなってくる。そんな中で、あたらしいことにチャレンジして、いままで出来なかったことができるようになると、なんとうれしいことか。
こういった気持ちを持ち続けることが、"the young at heart"なのかな、と40年以上もこのロゴにお世話になって、ようやくわかるようになってきた。
店主もいつまでも"the young at heart"の服がカッコウよく着れるように、カラダの年齢と心の年齢をキープしていきたい。