【調査】企業の約2割でメンタルヘルス不調の従業員あり
帝国データバンクは10月26日、「健康経営への取り組みに対する企業の意識調査」として健康経営に対する取り組み状況やメンタルヘルスの不調などについて調査を実施し結果を公表した。概要は以下のとおり。
- 健康経営に取り組んでいる企業は56.9%、従業員数が多いほど高く
- 具体的内容、「定期健康診断の実施」が9割、「職場の喫煙対策の実施」も5割
- 取り組んでいない理由、「適当な人材確保が困難」が39.0%でトップ
- 企業の21.0%でメンタルヘルス不調の従業員あり、過重労働時間も1割超
- 導入したい健康保持サービス、「健診結果のデータ化・管理、分析」が25.5%でトップ
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p231011.pdf
【調査】約6割がリモートワークができることを希望
パーソルキャリアは10月23日、22~59歳のビジネスパーソン15,000人を対象に「リモートワーク・テレワークの実態調査」を実施し結果を公表した。概要は以下のとおり。
- 勤めている会社でリモートワーク・テレワークが「認められている」と回答した人は全体の51.2%
- 上記のうち、実際にリモートワークを行っている人は27.4%。。一方、23.8%が「制度上は認められているが、現在は実施していない」と回答。リモートワークは今後もこれまで通り継続される」と回答したリモートワークが認められている人は約6割
- 「リモートワークが廃止、減ることで不安などを感じる」と回答した人は全体の36.9%
- 全体の41.5%が「ハイブリッドワーク(リモートワークと出社の組み合わせ)」ではたらきたいと回答。「自宅などでリモートワーク(在宅勤務・テレワーク)(19.7%)」と合わせると、全体の6割強が「リモートワークができるはたらき方」を希望していることが明らかに
【書評】「育休世代」のジレンマ 女性活用はなぜ失敗するのか?(中野円佳)
海老原氏の著書で紹介されていたのを読んで購入。これまで語られてこなかった、有名大学卒、大手に総合職で就職し、比較的早めに結婚出産したいわば勝ち組といわれる女性に焦点をあて、15名ほどの聞き取り調査をまとめた論文を新書化。そのような女性たちでも働き続けられない社会的構造に切り込んでおり、非常に新鮮な内容であった。すぐに解が出る問題ではないが、働くということを扱う身としては非常に考えさせられる内容であった。