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仕事のすすめ方 No.14

2-7.方針管理

日常管理が定常業務のあるべきすすめ方であるのに対し、方針管理は非定常業務のなかの「課題への対応」を全社で戦略的に実行するものです。人にたとえるなら、米国メジャーリーグで大活躍をしている大谷選手が高校時代につくったマンダラチャートと呼ばれる目標管理シートを思い浮かべるとわかりやすいと思います。

 

 

チャートの真ん中に書かれている目標「ドラ1、8球団」が最上位の目標である方針です。その目標を達成するために、上位の目標を目的に8つのプロセスに分解し、各々に目標と施策を設定します。そして、もう一段同じようにプロセスに分解し、目標と施策を設定する、というものです。この全体を方針管理といいます。

 

ここでいう「方針」とは、これからどこを目指してすすんでいくのかの進路や方向を示すことであり、「方針管理」とは、方針を示してそこに到達するための目標と施策をつくり、効果的に方針を達成するための活動全体ということができます。

 

 

日常管理と方針管理の関係性について、販売会社にたとえるならば、上の図のようになります。過去数年の売上高の平均値をキープする活動が日常管理であり、それをベースに方針というチャレンジングな目標をかかげ、達成に向けて全社で課題抽出と、それに対する目標と施策を実行して目標を達成できるしくみをつくって体質化していく活動が方針管理ということになります。