3-6.専門用語を使いこなす
どの職種であっても、その職種特有の専門用語というものがあります。職場にあたらしく配属されて相手の話が聴き取れないという経験をするのは、人の名前と専門用語がその代表格です。
そもそも日常生活では聞く機会もないような単語が、職場ではあたりまえのように飛び交います。まるで外国語を聞いているようで、最初のうちは復唱すらすることができない場合も少なくありません。
たとえば人事の職場では、「給与所得者の扶養控除等異動申告書」というワードがあります。いわゆる年末調整の際などに扶養家族を記入する用紙です。でもこの書類の正式名称を日常生活で使う人はまずいないでしょう。
しかし、人事の職場では頻出ワードといってもよく、なぜならばこの用紙は年末調整の際だけではなく、社員の入社の際にも使用するものであり、また年末調整の用紙といっても「給与所得者の保険料控除申告書」かもしれず、それならばいっそ正式名称で呼んだ方が確実で早いということになります。
しかしこの際、そのような頻出ワードは質問してメモを取り、最初に覚えてしまいましょう。それだけ頻繁に出てくるということは、その職場においては外せないワードであり、それならば1日でも早く覚えて使えるようになる方が効率的です。
また、このような専門用語は早く身につけて使えるようにすることで、周囲の見方も変わってきますし、第一自分が仕事ができるようになった気さえしてきます。この方法は簡単に実践でき、効果も大きいのでおススメです。