Cafe HOUKOKU-DOH

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IVY Note No.23

今週もアイビー的ニットの続きを見ていきたい。

 

アーガイルセーター

ニットのなかでいちばんクラシカルな雰囲気といえば、アーガイルセーターで決まりである。多色使いのダイヤ格子(ひし形)のパターンで、クルーネックと同様シェットランドでVネックに編み上げたものがいい。

 

アーガイル柄は英国で生まれ、海を渡ってアメリカにやってきたところ、あっという間に流行り、アイビーリーグの学生たちにワードロープに取り入れられたのだ。

 

セーター以外にもこの柄の応用範囲は広く、ベストやカーディガン、ソックスなどにも使われている。わが国ではすでにアイビーアイテムを超えて、さまざまな衣料品に採用される柄のひとつにまでなっている。

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コーデとしては、クルーネックセーターの鉄板コーデにセーターだけ取り替えてもまったく違和感がなく、ジャストフィットしてくれる。また、英国生まれのトラッドな雰囲気もあるので、アイビーのカジュアルさを少々押さえて、プレスの効いたボタンダウンにチビタイ(蝶ネクタイの小さいヤツ)などで、少々カチッとしたコーデもさまになる。

 

単体で着てもいいが、柄がアクセントになるので、ジャケットのなかに着込むと、なかなかのトラディッショナルな雰囲気を醸し出せる。上質なツイードのジャケットなどをもっているならコーデにトライしてみるのもいい。

 

単体で着てもよし、ジャケットの下で雰囲気を出すのもよし。一着持っているだけでとても活躍してくれるニットである。

 

ラムズウールVネックセーター

これもアイビーのベーシックワードロープのひとつである。素材はラムズウールかカシミアでプレーンな単色のVネックが雰囲気が出ていい。

 

このラムズウールのVネックは万能着といってもいいレベルで、応用範囲がとても広い。アイビー的鉄板コーデは、なかにボタンダウンを着込み、パンツはブラックウオッチなどチェックのウール。足元はローファーをチョイスすると、もうアイビーボーイのできあがりである。

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Vネックなのでネクタイを締めてもいいし、ジャケットのなかに着込んで差し色的に使うと上級者っぽくまとめられる。最近は、季節になるとユニクロで毎年のように多彩なカラーバリュエーションをラインナップしてくれる。

 

価格も手ごろなので、何色かそろえてビジネスカジュアルで毎日差し色を変えると、それだけで、ジャケットもパンツも違ったコーデに見えるのでおススメである。ポイントはジャケット自体がダークな色合いなので、差し色として赤や黄色、オレンジといった明るい色をチョイスして楽しみたい。

 

今年もそろそろ秋冬物が並びはじめるころである。今週末にでもラムズウールのVネックを見に行ってみてはどうだろうか。