Cafe HOUKOKU-DOH

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IVY Note No.48

ワードローブチェックリスト

今週は春物のなかでもコットン素材のものを見ていきたい。

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ラクーダG9ジャケット

アイビーにおける薄手のブルゾンといえばやはりこれである。つぎに取り上げるスコティッシュドリズラーとくらべ、襟、袖口、腰の部分にリブがついており、風の侵入を防ぐ機能が特徴的である。

 

また、身ごろのファスナーを開けると内側にあざやかなタータンチェック柄が目に飛び込んでくる。渋めの色のブルゾンであればあるほど、このコントラストは効いてくる。

 

このG9ジャケット、メンズ用ブルゾンとしては、超定番といっても過言ではなく、ロングセラー商品である。店主が中学時代にアイビーに目覚めたときからマストアイテムになっている。

 

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一方で、コーデが結構上級者向けなのだ。もともとが英国製なので、アイビーというよりはブリティッシュトラッド的なコーデがしっくりくるのも事実である。ただし、この渋めコーデがサマになるのは、身にまとう人そのものがにじみ出てしまうので、ハードルはとても高い。

 

ようするにフツーなのである。フツーの洋服をしっくりと着こなすには、高倉健さんのような感じといえばイメージできるかもしれないが、あの雰囲気を出すのがポイントで、それがないとただの地味なオジサンになってしまう。難易度の高いブルゾンなのだ。

 

ブリティッシュトラッドコーデの一例をあげてみる。ベージュのG9にボトムスは、赤のタータンチェックのウールのパンツ。インナーはホワイトのB.Dシャツにシェットランドクルーネックセーター。クルーネックの色は差し色になるので、淡いピンクなどで遊んでみる。足元は茶色のローファーで決まりである。

 

アイビーコーデ

同じベージュのG9をアイビー的にコーデするならこうなる。細めのホワイトジーンズにベージュのデザートブーツ。インナーは差し色で水色かピンクのポロシャツを着こんでみる。これだけで、同じアイテムの印象はガラリと変わるはずだ。

 

ボトムスにウールのパンツを合わせるか、コットン素材をもってくるかで印象が180度変わってくる。コットン素材のコーデの方がかなり若々しい印象になり、目立ち度があがりオシャレ度もアップするので、ブリティッシュよりおススメである。

 

ほかにコットン素材のボトムスをあげると、コットンパンツ、チノパンツ、ブルーのデニム、リーのエクスターナーなどがあげられる。ブルーデニム以外は、カラーバリエーションがあるので、色違いのボトムスをそろえて組み合わせを楽しんでみるのもいい。

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もしまだG9がワーロープにないのであれば、このロングセラーの渋いブルゾンを、この春手に入れてみてはいかがだろうか。

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