【企業】ベア１万円と初任給引上げ
丸源ラーメンなどを全国展開する外食チェーンの物語コーポレーションは11月９日、中計における事業戦略の一環として、給与体系の改定を実施し、ベアと初任給の引き上げを実施すると公表した。ベアは正社員計1,323名を対象とし、11月より月額１万円を増額。平均昇給率は4.4%。初任給は、大卒の場合252,000円とし３万円の増額。
【企業】早期退職に645名が応募
大正製薬HDは11月10日、国内グループ会社従業員を対象とした早期退職優遇制度を実施し結果を公表した。今後の持続的な成長に向けて生産性の高い組織構築を進めていくための施策の一環として、また、これを機に自らの生涯設計に基づき転進を図ろうとする従業員に対して支援を目的としている。対象は本年４月１日時点で勤続３年以上かつ満30歳以上の正社員。通常の退職金のほか特別加算金を支給するほか、希望者に再就職支援サービスを提供する。
【調査】「心の病」増加企業が急伸、世代別では10～20代が過去最高
日本生産性本部のメンタル・ヘルス研究所は11月９日、第11回「メンタルヘルスの取り組み」に関する企業アンケート調査結果を公表した。概要は以下のとおり。
- ｢心の病｣の最も多い年齢層は10～20代が急増、30代を初めて上回り最も多い世代に
- 直近３年間の「心の病」増減傾向は「増加傾向」と「横ばい」が45.0％で最多。「増加傾向」は過去最低を記録した前回（2021年）の22.9％から急増し、2010年調査時と同水準に
- ウェルビーイング向上に向けた取り組みは、現状はハラスメント対策や健康経営など「守り」が多く、今後はエンゲージメント向上、リスキリングなど「攻め」への意向が多い
- 組織の状態・取り組みと「心の病」の関連性は従業員エンゲージメントが高いと思われる企業は、そうではない企業に比べて「心の病」が「増加傾向」の割合が10ポイント以上低い
【調査】新卒市場は売り手市場との見方が８割
ディスコは、全国の大学の就職課・キャリアセンターを対象に、2024年卒者の就職活動状況ならびに2025年卒者への就職支援状況などの項目について、インターンシップ等への意見などを調査し公表した。学生に優位な「 売り手市場」との見方が８割を超えるの に対し「売り手市場だと思わない」は 計1.5％。とりわけ「完全に売り手市場」の伸びが顕著で、前年8.0％から今年は３割にまで増加。コロナ禍前の27.8％をも上回った。
【セミナー】ハラスメント相談窓口実務対応講座
神奈川県労働福祉協会は「事例で学ぶ！ハラスメント相談窓口実務対応講座」をZoomライブとWebオンデマンドで配信する。相談窓口担当者の実務対応と留意点について専門家を招き、適切に対応するために必要な法的知識や、実際に相談にあたる際の意識、心構えや対応のポイントを、事例をまじえ具体的に解説。年々相談件数が増加しているハラスメント相談への適切な対応を学ぶ。開催は12月12日14:00～16:00。WEBオンデマンド視聴期間は講義翌々日から１か月間。受講料は４千円。
www.zai-roudoufukushi-kanagawa.or.jp
