Wordのワープロ機能のひとつに変更履歴の保存、表示機能がある。ひとつのファイルを共同で編集する際など、とても便利なものである。
しかし、編集を終えてこれで完成といった場合に、「変更履歴」グループの表示内容を「変更履歴/コメントなし」を選択して保存しても、再度ファイルを開いた場合に変更履歴が表示されてしまって困った経験はないだろうか。
これはファイルを開く側のWord設定に影響されるためだ。次の設定を確認しよう。
「ファイル」タブ-「その他」-「オプション」-「トラストセンター」-「トラストセンターの設定」をクリック。
「プライバシーオプション」-「ドキュメント固有の設定」-「ファイルを開くときまたは保存するときに非表示になっている変更履歴/コメントを表示する」 のチェックボックスを確認する。
- ON : 常に変更履歴/コメントが表示(シンプル、すべてどちらも)
- OFF : 文書が保存された状態の変更履歴で表示
つまり、作成側のPCではコントロールできないのである。
したがって、変更履歴をファイルの送付先にみられたくない場合には、PDFに変換して送付しよう。