【企業】もしもに備える傷病休暇「リザーブ休暇」を導入
大和リースは10月２日、従業員が病気やケガの治療・通院のために取得できる「リザーブ休暇」の導入を公表した。同社は有休取得率向上を目指し平均で80％を超えた。一方「傷病などいざというときのために残しておきたい」と有休の取得を控えるケースが散見された。そこで有休を使い切った後のセーフティネットとして導入を決定。有休を使い切った場合に１年度につき５日まで取得可能で翌年度への繰越なしとしている。
https://www.daiwahouse.co.jp/about/release/group/pdf/g_release_20241002.pdf
【企業】初任給は業界最高水準の30万円へ
ノジマは10月18日、初任給を含む基本給の改定および手当の新設を公表した。約３千名の全社員を対象に来年１月から月額１万円のベアを実施、現場社員（約2,600名）を対象に来年４月から最大２万５千円の「現場手当」を新規する。これにより、2025年度大卒初任給は家電量販業界最高水準の30万となる。ベアは３年連続の実施で、来年４月の定昇に先駆けて実施する。
【厚労省】ストレスチェック義務化、50人未満全事業場への拡大を提起
厚労省は10月10日、のメンタルヘルス対策に関する検討会において、中間とりまとめ案を示した。現状努力義務となっている50人未満事業所でのストレスチェックについて「労働者のメンタルヘルス不調の未然防止の重要性は、事業場規模に関わらない」とし、「50人未満の全ての事業場に拡大することが適当である」と提起した。
【調査】上半期の倒産 10年ぶり５千件台に
東京商工リサーチは10月８日、全国企業倒産状況をHPで公表した。今年度上半期の全国企業倒産（負債額1,000万円以上）は、件数が5,095件（前年同期比17.8％増）、負債総額は1兆3,754億100万円（同13.8％減）だった。件数は、年度上半期では３年連続で前年同期を上回り、2014年度同期（5,049件）以来、10年ぶりに5,000件台に乗せた。
